生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

大きな虹の下にサギが

仕事の帰り、広い川に架かる橋を歩いていた。雨上りであちこち光っている。 高そうなカメラで橋を含めた広い景色を撮っているらしい人がいたのだけど、私は斜め下の光る川面に目がいった。 いつもいる大きなサギ。 のんびり色んな所にとまっているのをよく見…

好きなだけ買っていいからね

お盆休みに買った猫のキーホルダーがとても気に入っていて、あげたい人もいるので、また買いに行きたくなった。 庭園がきれいなお寺の近くにある手作りのアクセサリー屋さん。 車で40分くらいで行ける。 昨日夫にチラッと言うと、今朝は早くから、いつ行くの…

ウエズレーの国

やっと本棚の整理をした。きれいにしたいとずっと思っていたので嬉しい。 読みたくて買ったのにそのままの本、もう一度読みたいから置いている本、諦めきれない各種参考書…。 ようやく手放すことを決めて分けたものの、捨てようかメルカリに出そうか、とまた…

オレうまくいってんで

この間仕事から帰ると珍しく次男がリビングにいた。 疲れてヘトヘトなので言葉も少ない私に、次男が唐突に言う。 母さん、オレうまくいってんで。 これは「い」と「て」が同じ高さ。 うまくいった、じゃなく、うまくいってる、ということ。 ん? あ、うまく…

ファンタジーじゃない

暑いね、と毎日のように話し掛けられる。 暑いですね。私も一応大人なのでそんな会話はするのだけど、長袖だし汗もかくのだけど、でもただそれだけという感じはする。 暑さも寒さも、湿度も。 痛みにもたぶん鈍感なんだと思う。 時々、優しい人が、肩揉んで…

ずっと前から大好きだったよ

通勤電車は各駅停車なので、駅ごとに駅名のアナウンスがある。 スマホを見ていてもボンヤリ考え事をしていても、その特別な駅名は聞こえてくる。 あの日、ドキドキしながらこのホームに降りて、ドキドキしながらいくつもの事を頑張った。 かなり前だなぁ。あ…

No.190 ホームに蝉が

昨日、出張のために駅に行き、ホームのベンチに座った直後のこと。 電車が来るまで5分くらいあるかな。よかった。間に合う。 隣には小さな女の子とお母さんらしい人が座っている。 その二人と私の間に、 ICOCAの入っているのが見える定期入れが。 確かめる…

夢を諦めずにここまで来たね

昨日、次男が、就活でお世話になった数十人の方にお礼のメールを送っていた。 時候の挨拶や結びの文について、私に質問が。 健康を祈りたいねん。 ご活躍を、は生意気やわ。 じゃあ、ご健康とご多幸かな。 やっと私を頼ってくれた。 就活はとっくに終わって…

悔しいから前に進めるかもしれない

振り返ると、悔しいという気持ちをよく持っていたなぁと思う。 部活、進学、就職、子育て、資格、また仕事…。 悔しいから前に進めたということはよくあった。 努力の足りない自分に悔しくて。自信のない自分に悔しくて。バカにされている自分に悔しくて。 そ…

友だちが逃げ道も作ってくれて

お昼に家族でラーメンを食べに行った。メルカリで買ったブラウスが直前に届いたので、それを着て。 人気店のようで、お店の人が順番に呼びに来てくれるまで、車内で30分くらい待った。 なぜかこの頃、子どもたちも一緒に行動してくれる。 この家族で過ごすの…

猫のキーホルダーを友だちに

今日は仕事が休みで、友だちとお昼ごはんを食べた。近所なのに、コロナ渦よりもっと前から会えていなかった。 気を遣わない人なので、前に聞いたかもしれないことも平気で聞ける。正確じゃなさそうでも話せる。ほとんど緊張しないで済む時間。 昔から緊張感…

私は何もお返しできていない

ちょっと怖そうだな、と思っていた人と昨日すんなりしゃべっていた。 その人が蝉の話を始めたから。 網戸を開けようとしたら、それにとまっていた蝉がすごい大きな声で鳴いて部屋に入って来た。だからビックリして転んであちこち打ったから痛い、と。 仕事に…

だけど一人で意見を言う人は好き

以前家の近くの四つ角で車が来ないか確かめながら立っていた時のこと。 私が見ていた方と反対方向から曲がって来た車の人が、わざわざ窓を開けて私に怒鳴った。 ぼーっとしてたら危ない、みたいな内容だったと思う。 私は歩道にいたはずだけど。でも、余程ぼ…

歌い尽くす幸せを選んだ蝉

原作はキリギリスではなくてセミだった、イソップ寓話の「アリとキリギリス」。結末は。 アリは、夏には歌ってたんだから冬は踊ったらどうだい、と言って食べ物を分けてあげなかった。(原作) アリは食べ物を分けてあげて、今度の夏も楽しい歌を聴かせて、…

イソップ寓話アリとキリギリス

原作はキリギリスではなくてセミだった、イソップ寓話の「アリとキリギリス」。 ヨーロッパ北部でセミは馴染みがなかったので、翻訳過程でキリギリスになったらしい。 夏の間、アリは冬に備えて一生懸命働くのに、キリギリスはヴァイオリンを弾き歌を歌う。 …

蝉は太陽の申し子で幸せの象徴

お盆休み最後の日、次男は家にいたので夫と3人でラーメンを食べに行った。 みんなが私に、食べられる?と聞くのは普通になっていて、この頃それがわるくて、食べ切ろうと決めている。 人の食べ具合まで気にしながらだと、落ち着かないだろうから。 ただ、夫…

No.180 バラ柄ビーズのブレスレット

昨日の盛りだくさんでもう一つ書きたいことがあった。 お寺の手前にあったアクセサリー屋さんのこと。 ビーズで作られた猫のキーホルダーが目に入って色々見ていると、お店の人が、手作りです、姉が作った、と。 この人私と同じ位の年齢かな。 木の実を使っ…

気持ちいい優しい床の上で

今日も家族が一緒に出掛けてくれた。 車で30〜40分の所にある有名なお寺。 その近くの素敵なお店を直前に見つけたので、昼食をとってから向かう。 素晴らしい庭園もあるはず。 観光客の多い所なので、今まではなんとなく諦めていた。 数十年前に3回位行った…

乗り越えなくてもどうにかなる

やっと春から望んだ仕事ができるようになっていたのだけど、父のこと、コロナのこと、次は採用側の予算の都合で仕事内容変更。 まだ山を高くするの? もういくら何でも無理かなと思ったりしていた。 でももうこうなってくると、まず、辞めるか辞めないか。 …

本当は私も弱ってるんだけど

どんな世界に生きているかわからない人から相談を受けることがある。 今は私も弱っているのだけど。職業柄なんとか伺うことになる。 答えを渡すようなことはほぼなくて、黙って聴いて、あ、そっちなのか、と気付いたら、少しはわかるよ、と心の中で思う。 生…

新しい携帯で最初に撮るのは

携帯まで新しくなった。 そんなに長くは使っていなかったけれど、動きがかなり遅くなっていたし、容量がいっぱいです、とメッセージがよく届いていた。 家族の持っている携帯のカメラの性能がいいのでそれにして、一昨日ネット注文したら、ホットプレートと…

16年間一緒だった洗濯機とも別れた

ちょうど16年前の8月から使っていた洗濯機。 最初の年には次男の幼稚園の制服も洗った。 子どもたちのお揃いのTシャツも、部活の泥だらけのユニフォームも、いつも不思議なほど大量に使ったタオルも、お気に入りも。 毎日ボタンを押すだけで当たり前みたいに…

駅ピアノを観てまたピアノを弾きたくなった

中学校の途中くらいまでピアノを習っていた。家はあまり裕福ではなかったと思うけれど、新しいピアノを買ってくれて習わせてくれた。 なのに私は練習を熱心にしなかったと思う。 先生はとても素敵だった。 いつも足元はスリッパしか見えないロング丈のスカー…

ブログ投稿が100日に

毎日更新してきて100日になりました。 読んで下さった皆さまのお陰です。 ありがとうございます。 書くこと以外に1日を進める方法がなくて、とっさに始めたブログ。 誰にも読んでもらえなくても、書き続けるしかなかったのだけど、やっぱり読んでもらえると…

私の用意した夕飯を子どもに

先週月曜日から続いていたホットプレートの夕飯が、あっけなく十日間で終わった。 焼いたり温めたり、ほとんど手間をかけないものばかりだったけれど、美味しくて楽しかった。 それが、昨日は油断していて。 またテレワークになって私より早い時間に自由にな…

まだ人のために書けないブログ

まだまだ人のためには書けないブログです。なのに読んで下さって本当にありがとうございます。 まわりに感謝しながら生きる喜びなんて書けないし、どん底からはい上がって見えた景色、というのも無理だと思う。はい上がれそうにないから。 美味しい物や好き…

No.170 全部放り出して森へ行きたい

子どもたちが小さい頃、神社や公園で網を持って一緒に蝉を探した。 子どもは手でそっとつかめるようになっていたけれど、蝉をカゴに入れて持って帰った記憶がない。他の虫もない。 私はどう説得したんだろう。少ししか生きられないから、と説明しても、幼い…

この国の夏のいつものこと

蝉の声を声だと思うのは日本人とポリネシア人だけだ、という記事を見つけてびっくりした。 本当なのだろうか。じゃあ他の国の人たちは、あの大きな声を何と思うのだろう。 蝉に限らず虫の鳴き声全般について、そうらしい。 日本人は音に敏感だと書いている人…

通勤電車は各駅に停まるので、扉が開くとだいたいは蝉の声が聞こえる。 駅だけではなく途中の所々でも。 今朝もすいている車内でぼーっと聞いていた。 いつも不安だった私はきっと、毎年8月の後半になると、蝉がもう鳴かなくなるんじゃないかと気にしていた…

この夏は思いきり蝉時雨を浴びたい

また蝉のことを考えている。 大きな鳴き声なので、1本の木にたくさんいるんだとずっと思っていた。 でも、3年位前だったか、鳴き声の止む瞬間に、みんながこんなに同時に鳴き止むのはおかしい、これもしかして1匹かも?と気付いた。どうしてそれまでわから…