10日ぶりの外出、4週間ぶりの職場。
4月から採用された仕事なのに、こんなに休んでも席があることは有り難かった。
行く場所がなかったら、悲しみや後悔を箱に入れ続けるなんて、できなかっただろうと思う。
職場で頂いて帰った「御供」の熨斗のかかった包みを見て、なんか不幸あったん?と夫が言った。
信じられなかった。
そんなもんなん? と力なく怒ると、
まさかこんなんもらえると思えへんかったから、とか、職場で何かあってみんなに配られたんかなと思った、とか、お父さん亡くなったん忘れてるわけない、とか、色々と言い訳をされた。
怒りを通り越して、意味わからんわ… としか言葉が出てこなかった。
確かに昔から、記憶にはあってもちょっと頭から離れている、ということは多かったと思う。
でも、これはどうなんだろう。