生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

初めて自由になれた

さすが。
転んでもただでは起きへんなぁ。

どんな話の流れでかは忘れたけれど、何年か前に小学校からの友だちに言われた。


実際は起き上がる前にまた転ぶ感じだった。

今も変わらないと思う。



今、苦しみの中で考えることは、父がいないからできることって何かあるかということ。


そんなことあるはずがない。
全部、父がいてこそ。
一緒に行く。一緒に見る。一緒に聴く。一緒に歌う。一緒に話す。一緒に思い出す。
父に、償いたかった。
父に、謝りたかった。


でも、あの時思った「どこかに行く」ことだと、わかった。


もう実家に行く必要がなくなったのだから、どんなに遠い場所で生きてもいい。

家族は大丈夫。
自分が食べていけさえすればいい。


こんなに長く生きてきて初めて全く自由になれた気がする。

今住んでいる所に未練はない。
別れが辛い人もいない。
どこでも同じ。

だからどこにでも行けるし、どこにも行かなくてもいい。


やっぱり私は独りで生きてきたんだなぁとつくづく思う。


そんな自分が愛おしくなる時が、以前よりはある。