独りの弱さも強さも
昨年5月の旅行のことを思い出した。
撮影スポットということで行列になっている所に並んでいた。
順番が次になった時。
前の男性は一人らしく、スマホを自分に向けている。
後が絶景。
必然的に待っている人たちの注目を前から浴びることになる。
ちゃんと撮れたかどうか確認し辛かったのか、せっかくだからなのか、何枚も撮っているようだった。
私なら諦めるだろうな。
すごいな。
でも後ですぐに思った。
撮りましょうか、と言ってみたらよかった。
こんなおばさんなら気を使わなかったんじゃないかな。
私は家族と一緒で心強そうに見えたと思うけれど、本当は独り。
独りの弱さも強さもまぁまぁ知っている。
もうヤケクソで積極的に生きられないのかな、と思う。