生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

想像力で立ち上がる

悲しみとセットの景色や音を増やさないために、悲しみが薄れるまではできるだけ何も見ずに何も聴かずに、なんて。

じゃあどうやって悲しみは薄れるのか、と思う。


懐かしい歌、誰かの顔、声、道端の花、雨の音、食べ物、景色、そういうものに力をもらって、人は立ち上がれるんじゃないかな。


悲しみとセットになってしまっても仕方がない。

たとえ悲しみは薄れなくても、立ち上がることはできるんじゃないかと思う。


立ち上がりさえすれば、人の心には矛盾があるからその先はどうなるかわからない。


佇んでいる人からも、年齢の離れた人からも、本の中の人からも、力をもらえる。

生きていない人からも。


人は想像力で、生きていない人のことを納得するために、生きていない人と会話することだってできる。