明日で父が急にいなくなって2ヶ月。
毎日毎日、書いて、書くことを考えて、この春のことを思い出さないように気持ちをごまかしてきた。
父のことは一番大事なものを入れる箱に入れて、蓋が開かないようにいつも注意してきた。
だからまだ泣いていないし、おそらく生きている間は泣かないと思う。
突然、消えたのではなくもぎ取られて。
やっぱり神さまはいなかったんだ、と最悪な形で証明されてしまった。
実は私は仕事で相談を受けることもある。
人は、話して理解してもらえると回復に向かう。
あるいは、話して、状況の理解を助けてもらうと回復に向かう。
そう信じていた。
でも、今、私はこの悲しみを誰かに話すことはないし、話しても絶対に理解してもらえないとわかっている。
信じていたことがいくつもいくつも崩れていく。
私は今まで本当は何をしていたのだろうか。
神さまもいないし、信じられる人もいないし、誰にも教えてもらえないから、やっぱり答えが見つかるまで生きていくしかない。
私と同じように、何かを見つけるまで生きるしかない人もいるの?
支援者なのによくわかっていなかった。
生きて償いたいことがいっぱい。
見つけたいものもある。