最近、子どものことをこのブログによく書いていて、一瞬、自分の子育てが順調だったのかと錯覚することがある。
無意識のうちに、自分が楽なように解釈し直していることもあるんだろうな。
それに、どんどん忘れてもいる。
父のことがあって子育てについては一気に比重が小さくなった、というのもある。
でも、私が子どもの気持ちを大事にした子育てができなかった事実が変わるはずはない。
なので、これからも思い出す度に、後悔や罪悪感を抱くのだろう。
普通に家族と楽しい会話ができていても、いつ全てがなくなるかわからない不安。
しっかりした土台もない、鉄筋でもない、頑丈な木を使っているのでもない。
そんな材料は持っていなかったから、弱くて傷だらけの関係。修理も頑張ったんだけど。
すぐにどこからでもやっつけられそう。
人生の最初の儚い人間関係は、半世紀以上経ってもまだその影を落としていて、こうして大切な家族と一緒にいても不安でたまらないんだな、としみじみ思う。
でも、不思議と清々しさもある。
自分の人生を心から理解するって、哀しくて清々しいものなんだな…