生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

蝉は太陽の申し子で幸せの象徴

f:id:kannpai:20200816202756j:plainお盆休み最後の日、次男は家にいたので夫と3人でラーメンを食べに行った。


みんなが私に、食べられる?と聞くのは普通になっていて、この頃それがわるくて、食べ切ろうと決めている。


人の食べ具合まで気にしながらだと、落ち着かないだろうから。


ただ、夫の、食べられる?は、違う味の方もちょっと食べたいな、という場合も多いからややこしい。

食いしん坊の夫。

羨ましいな、と時々思う。


帰りにアイスクリームを買いに寄ったお店の駐車場で、弱々しい蝉の声が聞こえた。


そういえば今日、家にいる時に蝉の声は聞こえたかな。
昨日ももしかして。


イソップ童話のアリとキリギリス、原作はキリギリスではなくセミだと知って、ますます親近感をもっていたのに。

この夏は思いきり蝉の声を聞きたい、イソップ童話をゆっくり読むのもいいな、と思ったりもしてたのに。


いなくなるものや終わってしまうものを追いかけてばかり、の私のわるいクセがまた始まった。

まぁいいか。
思うままでいいか。


この間、世界遺産のお寺を見に行った時、南フランスのグッズを売っているお店に入ると、なぜか蝉のマグネットが。

それで調べてみたんだった。


南フランスでは、蝉は、太陽の申し子、忍耐強さのシンボル、幸運の運び手、などと言われて幸せの象徴らしい。

ギリシア神話に出てくる蝉は、ヨーロッパのほとんどでは珍しい虫なので、知的なイメージをもたれたんじゃないか、という記事もあった。


中国では、復活、再生、永遠。


日本の儚いイメージとは違うんだな、と驚いた。


とにかく、もう少しの間元気な声を聞かせてほしい。