以前家の近くの四つ角で車が来ないか確かめながら立っていた時のこと。
私が見ていた方と反対方向から曲がって来た車の人が、わざわざ窓を開けて私に怒鳴った。
ぼーっとしてたら危ない、みたいな内容だったと思う。
私は歩道にいたはずだけど。
でも、余程ぼーっとしてるように見えたんだろう。
用事があって行った所の窓口で、怒鳴っている人を見たこともある。
対応の悪さに腹を立てられたようだけど、だんだん内容が変わって、担当者以外への怒りも加わり、さらには道徳的な話へ。
謝っていた担当者もその頃には内心ホッとして、中にいる職員も顔を見合わせてクスッと。そんなふうに見えた。
聞こえている多くの人が、怒鳴っている人のことを、変な人、の括りに入れて事は済むんだろう。
でも、怒鳴っている人の言葉に、もっともだと感じる部分もあって、悔しさが伝わってきた。
歩きスマホの人が前から歩いて来るのをわざと避けずに、ぶつかりそうになって怒鳴る。
そんな人の話も聞いたけれど、きっとそれも、怖い人がいた、という流れになるんだろうな。
どうして怒鳴るのか、は別の話として、そんな人がいるから明るみになることもあると思う。
思ってても嫌われ役にはなりたくないからミンナ言わなかったり、楽だし得だしミンナで黙っていよう、だったり。
怒鳴るのが正しいとか言いたいのではないし、内容にもよるし、もちろん一括りにできない。
でも、少なくとも、一人で意見を言っている、というのは好きだなと思う。