振り返ると、悔しいという気持ちをよく持っていたなぁと思う。
部活、進学、就職、子育て、資格、また仕事…。
悔しいから前に進めたということはよくあった。
努力の足りない自分に悔しくて。
自信のない自分に悔しくて。
バカにされている自分に悔しくて。
そして頑張って、一歩進み、違う景色を見て、違う気分にもなって、どんどん進化してきたつもりだった。
本当に色々いろいろあったけれど、神さまは見ていてくれた。
ひどいことになっても、神さまはいつか辻褄を合わせてくれる、と信じてきた。
それなのに。
それなのに、神さまにとんでもないことをされた。
まさかこんな取り返しのつかないことをされるとは…。
父が突然いなくなってこの4ヶ月、立ち上がるための頼みの、悔しさ、さえ持てずに過ごしてきた。
何もかも、もうどうでもいい、と。
立ち上がらなくてもいい。
乗り越えなくてもいい。
ところが、この頃、かすかに心の中に、見てろよー、と思う人たちがいて、ちょっと驚いている。
おとなしい私をバカにしているのはわかってるよ。
今は確かに生きてるだけで精一杯だけど、そのうち本領発揮するからね。
そうだ。
忘れてることを調べ直さないと。
新しい知識も入れないと。
知らないことを勉強しないと。
整理しておかないと。
今すごくハンディがあるけど、このまま負けるわけにはいかないからね。
自分の子どもくらいの年齢の同僚たち。
悔しさを思い出させてくれてありがとう、と思う。
そして、ずっと信じてきた神さまにも、悔しい気持ちがある。