生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

オレうまくいってんで

f:id:kannpai:20200828145359j:plainこの間仕事から帰ると珍しく次男がリビングにいた。


疲れてヘトヘトなので言葉も少ない私に、次男が唐突に言う。


母さん、オレうまくいってんで。


これは「い」と「て」が同じ高さ。
うまくいった、じゃなく、うまくいってる、ということ。


ん?
あ、うまくいってなかったん?


いつのことなのか訳がわからなくて笑った。


すると次男も、ずっとしんどかったからな、と笑う。


ほとんどは就活のことだろう。


自分がしんどいことに加えて、母親にしんどい思いをさせたくない、と苦しかったんだろうな。


他にも何かあったのかな。


家庭には、明るさが大事。
笑いが大事。
居心地の良さが大事。


母親の役割は大きい。
そんなこと昔からわかっている。


でもその時にはそれしか選べなかった。

あの時にもああするしか思いつかなかった。


母親は太陽にも向日葵にもほど遠く、ずっと不安定な存在。


そんな人に楽に気持ちははき出せなかっただろうな。

心配かけたらいけない、と思ってばかりだったんだろうな。



うまくいってなくてもいいよ。

それに、これからうまくいかなくなっても大丈夫。

母は無理だと思うけど、絶対誰かが助けてくれるから。


それだけは子どもに伝わればいいな、と思う。