遠い昔ブラウニーだった
小学1年生から数年間ガールスカウトに入っていたことを思い出した。
台風の話題で、備えよ、という文字を多く見たからだと思う。
あの頃、「そなえよつねに」とよく教えられた。
初めの年は「ブラウニースカウト」だった。
今もそう呼ぶのかな。
ネットで見てみると、その名称はあった。
そして何と今年は、イギリスで結成されたガールスカウトが日本にやってきて100周年らしい。
ガールスカウトは、「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」の3つをポイントとして活動に取り組み…と唱っている。
けれど、「そなえよつねに」という言葉は見つけられなかった。
不思議だなぁ。
ガールスカウトでの思い出は、キャンプ、そのための準備にロープの結び方、手旗信号などの練習。
なぜか、バトントワリングの練習もかなりした。
翌朝キャンプという日、持ち物に、毛糸2色で編んだ棒ネクタイが必要で、心配だったことがある。
毎日仕事で忙しかった母に頼みにくくて、ギリギリに言ったのかもしれない。
大丈夫。
朝までに編むから早く寝なさい。
ホッとした。
朝起きるときれいなネクタイがキチンと仕上がっていた。
ガールスカウトに通うのに持っていたカバンも、しっかり記憶にある。
父が着なくなった紺色のオーバーコートの生地を使い、母が作ってくれた。
動物のアップリケがついていた。
その前。
幼稚園のお遊戯会だったか、役で白い服を着ることになった時も。
服が買えなかったか、手に入らなかったか、母は白い毛糸を2、3玉使ってすぐに編んでくれたんだった。
次々に思い出される。
母が一生懸命してくれたことは、きっともっともっとある。
それには本当に感謝しないといけないと思う。