生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

泣いてもいいよ

f:id:kannpai:20201019182227j:plainアンカーのランです。


片方の手をお母さんとつないだまま地面にひっくり返って、大泣きしている子どもを見ました。


何があったのでしょうか。


離れた所で何人かが見ていたので、一人くらいはお母さんの側にいた方がいいかと近寄りました。


お母さんはとても困っていて、遊びたかったみたいだと。

でももう夕方だから遊べないと思い込んで泣き始めた、まだ遊べるよ、の声はもう届かなかった、と。


そして黙って、泣き声と、泣きながら時々何か訴えている声を、聴いていました。


思い出しても私が泣きそうになります。


お母さんの泣きたい気持ち。それから、子どもの気持ち。


おそらくこのお母さんは、人が見ていなくても怒らずに同じ対応だったのでしょう。


泣いてもいいよ。
気持ちが切り換わるまで待つよ。


泣いたらだめ、なんて言わなかったと思います。



私は幼い頃から、泣いたらだめ、と自分に言い聞かせて大人になりました。


なので、子どもには言ってはいけない、とぼんやりとはわかっていたはずですが、実際どうだったのか。


泣いたらだめ、と言わなかったとしても、共感の言葉をかけてはいなかったと思う。

それで泣かなくなった?


子どもが泣いて私を困らせた、ということがあまりなかった気がするのです。


私はどんな言葉を掛けていたのでしょう。

動画で観られるとしたら本当に怖いです。