中華料理店の人に
アンカーのランです。
思えば世の中って、気を紛らわせることができるものであふれていませんか。
お酒にタバコにギャンブル。
買い物もゲームも少しは入るでしょうか。
何か解決方法があるとか、そっちの方がもっと幸せ、というのがあれば、とっくにそっちに行ってると思うのです。
ないから気を紛らわせているんです。
あるみたいだけど誰かの助けがないと行けない、ということもあります。
だから、助けてもらえるまで気を紛らわせて待つしかない。
あるいは諦めて気を紛らわせ続けるしかない。
でも、そんなに大きなやり方でなくても、小さなものでも少しは気が紛れます。
その寄せ集め、綱渡りでもいいんです。
この前の週末、夫が中華料理店で夕飯を買って来てくれたのですが、かなり落ちていた気持ちを救ってくれる人がいました。
あらかじめ夫が電話で注文していましたが、その電話の賑やかだったこと。
夫は実は滑舌がよくないというのか、耳鼻咽喉科で精密検査をしたら色々出てくるような、そんな話し方です。
よく聞き返されます。
自分からもよく言い直しています。
一生懸命言っている、という印象です。
私は、そんな必死で言わんといて、と意地悪なことを言ってしまうのですが。
話がそれました。
中華料理店の人が中国の人だったようです。
どうりで前に買って来てくれた時も美味しかった。
酢豚も海鮮焼きそばも、かなり。
値段も良心的だつた。
また逸れました。
それで注文がなんとか伝わり、電話を切った夫。
どのくらいかかりますか?って聞いたら、3週間かかりますって言われた。
笑ったらわるいから我慢して、何時頃できますか?って聞き直した。
お持ち帰りの酢豚や焼きそばが3週間かかる。
このフレーズを思い出して、私は何度気を紛らわせることができたでしょう。