No.280 兄弟
アンカーのランです。
民泊の小旅行からは無事に帰って来ました。身体と車は。
次男の運転は順調でした。
でも、残り5分の1くらいだったでしょうか。やってしまいました。
遅い昼食を取るために、お店の駐車場に駐めようとしていた時です。
空いているのがかなり入れにくい場所で、私と長男は後部座席から大声で、当たるー、を連発してしまったのです。
店内を見に行っていた夫が戻って来て、まだまだ大丈夫、と言った後も。
みんなから大きな声であーだこーだ、そして、長男の一つか2つの言葉が決定打になったようにも思えます。
お前、下手やねんから言うこと聞けよ。
きつい言い方でも、その状況だけに対しての発言なら、それ程傷つきはしないでしょう。
でも、それ以上の感じがありました。
夫からは大丈夫だと言われているのに私たちから激しくダメ出しされ続けて、次男が素直に従える訳もありません。
加えて、兄弟にはそれまでの年月で募ってきたものがあります。たぶん。
全く私のせいです。
次男がとうとう切れて、後部座席の長男に向かって、まだお茶が入っているペットボトルを投げつけました。
その後みんなお店には入ってくれて、少しは食べましたが、長男は次男の行為を許せません。
今回とは別の話にも及び、次男のことを、育ちがわるい、と表現しました。
長男の言いたいことも、次男の思いも、痛いほどわかります。
別の話も、一過性というか、大したことはないと思えましたが、育ち、となると完全に私の責任です。
長男は、人を否定してるんじゃなくて行為が許せない、とは言いますが、とても大きな不安に襲われました。
長男には特に、可哀相な思いをさせた記憶があるからです。
子どもたちが小さい頃からの、ゆとりのない、共感的な言葉のない対応について、私はずっと取り返せずにいる。
しんどい日々でいくつも判断を誤ってしまった、その結果を、私ではなく子どもたちが負っていく。
兄弟仲良くしてほしいのに。
長い人生で、最強の味方同士になれるか、一番のストレスになるかは、私次第だったと考えざるを得ません。
また20年間の子育ての後悔が始まります。
もちろん、まだ諦めていないです。
小さなチャンスを見逃さず、少しでも修復しておきたい。
あとは信じるしかないのかもしれません。