生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

挽回しなくても大丈夫

f:id:kannpai:20201129174254j:plainアンカーのランです。


失敗しても何かを得なくちゃいけない。

今でもそう考えてしまいます。


そう考える習慣がついていると、失敗の辛さがいつまでも続くのです。


失敗するような自分だから、その事から何か得るなんてできなくて当たり前なのに。



幼稚園の運動会で、一生懸命走っている子どもが転んでしまいました。


転んだのは仕方ない、でも転んだからには何かを得ろ、悲しい思いをした分何かをつかめ、と言われるでしょうか。


転んだね。悲しかったね。

それだけだと思います。


それがだんだん大きくなるにつれ、転んでも何かを得なくちゃいけなくなる。


一部の人は、ずっとそう期待され、あるいは自らそう思い続けるのです。


どうして逆境にいる人に何かつかむことが期待されるのでしょう。


失敗したんです。

ただそれだけです。


それを受け入れるだけでも大変なのだから。


失敗をバネにしなくてもいいです。

挽回しなくても大丈夫です。



私は子どもたちに期待していたと思う。
言葉にもしていたはず。



猫と一緒に暮らすようになって、自分に求めるものが少しずつ減ってきた気がします。


それは子どもたちにも伝わっていると思う。


がんばってるねぇ。
ちょっと休んだら?


楽になることが、自分を幸せにするよ。


あの頃、長男が何度も猫を飼いたいと言ったのは、動物が好きなだけではなかったんだろうな。


母親が楽になることが、家族を幸せにするよ。


少なくともわが家の場合はそうだったと思う。


もっと早く気づくべきでしたが、気づかないよりは良かったです。