生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

孤独のグルメがいい

f:id:kannpai:20210110182512j:plainアンカーのランです。


昨夜、YouTubeで「孤独のグルメ」を観ました。


お正月に初めて観ました。何話もあるようです。


輸入雑貨商の主人公・井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様子を淡々と描く、異色のグルメドキュメンタリードラマです。


原作は久住昌之さん、作画は谷口ジローさんによる漫画。


ひたすら主人公の食事シーンと心理描写が続くのですが、登場する店は全て実在だそうです。


たまたま見つけたお店で食べたいと思ったものを自由に食べる。

その至福の時間が描かれているのですが、主演の松重豊さんが本当に美味しそうに食事をされます。


気持ちのいい食べっぷり。
でもきれいな食べ方です。
お酒は飲まれません。


食べたいと思ったその料理を全身で真剣に味わって、心の底から美味しいって感動する。


それが伝わってきます。



グルメ番組は今まであまり観ませんでした。


それ一口食べてあとは残すんでしょ、と気になったりもするし、大食いみたいな番組はもっと思うところがあるから。


でも、「孤独のグルメ」は全然違うのです。


山の幸、海の幸、命って、こんなふうに喜びと共に有り難く頂いて、全身で幸せを感じるものなんだ、と思わせてくれます。


こんな大事なことを、子どもたちに充分には伝えられていません。私からは。

食いしん坊の遺伝子は持っていそうですが。


みんなで楽しく一緒に、じゃなくていいのです。


美味しいものを頂いて生きる。


私は生きている間にもう少しこの幸せを知っておきたい、と、そう思います。