見えない空が見える
アンカーのランです。
今朝は少し寒そうな白い社屋でした。
青い空と白い社屋はとても似合いますが、今日のような薄い青空、灰色の雲、明るく白い雲との相性もなかなかいいです。
通勤途中、私の人生において分岐点となった会社の白い社屋が電車から見えるので、だいたいの日は眺めています。
社屋の隣には芝生が広がっていて、その辺りは空もよく見えますが、電車が進むと建物でかなり隠れてしまう。
それでも充分です。
きっと人間の想像力で、建物の陰になっている部分の空も見えているのです。
電車からは見えないもっと上の空も。
それにしても雲がほんとに低くて、今朝は久しぶりに沢田知可子さんの「会いたい」を思い出しました。
低い雲を広げた冬の夜…。
もう暦の上では春だし朝だけど。
この間知人が、先の先のことまで心配してしまう、と悩みを話していました。
私も同じだなと思いながら聴いていました。
でも、心配するというのは想像するってことよね、と気づいたのです。
まだ見ていないことを。
こんなわるいことになるんじゃないか、と。
そんなに想像力があるなら、良いことを想像するのに使いたいよね、とあとから思いました。
また会ってもきっと言えないでしょうけど。