我妻善逸のギャップ萌え
アンカーのランです。
今日も『「鬼滅の刃」で心理分析できる本』(著者:清田予紀さん)からです。引用もさせて頂きました。
以下、ネタバレあります。
怖いんだ!
いやもう死ぬと思うので
これ以上修業したら死ぬと思うので!
守ってくれるよな?
俺を守ってくれるよな?
我妻善逸は、鬼殺隊剣士なのに「助けられる側があきれてしまうほどの臆病者」です。
いつも泣き言ばかりですが、「女性ファンに絶大な人気を誇る」とか。
「普段はめちゃめちゃ頼りないのに、いざというときには超頼りになるというそのギャップに、女性ファンはキュンとなるようです。」
まさに「ギャップ萌え」。
心理学用語で「ゲインロス効果」というそうです。
ゲインは利益(プラスの印象)
ロスは損失(マイナスの印象)
「最初にマイナスの印象からスタートすると、後にプラスの印象を覚えたときにプラスの印象をより大きく感じる、という心理効果のこと」。
「予想通り」よりもギャップがある方が大きな印象を与えるのですね。
「この『ゲインロス効果』は、特に恋愛では威力を発揮します。」
「ムスッとしているととても怖そう。なのに…
いつもふざけてばかりなのに、仕事となると… 」
「そんな男性がモテる」らしいです。
わかるような気もしますが。
ムスッとしたり、いつもふざけたりできるのは、ある意味羨ましいなぁ、と感じました。
きっと、生きるのに余裕がある人たちの話でしょう。
え?そっち?と自分でも思います。
それとも、緊張を隠し必死で生きていて、自分の本当の能力には気づいていない人の話。
どちらにしても魅力的ですが。
マイナスの印象を持たれようとプラスの印象を持たれようと、長い目で見ればさほど大きなことではないと思います。
演出ではない方が魅力的かも、です。