生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

0110からの電話

f:id:kannpai:20210511184615j:plainアンカーのランです。


昨夜は、届いたお花のことで他の全ては吹き飛んでいました。


昨日のお昼休みに気づいた着信のことです。


3時間以上経っていました。


下4桁の数字を見て嫌な予感がし、調べました。


やっぱり警察。
関東のある都市。


誰?何があった?


家族や、母、弟の顔が思い浮かびます。


折り返して着信があったことを言って、ドキドキしながら待つと、間違えました、と。


声が出ないでいると、間違い電話です、とまた普通の声が。


たったの3、4分ですが、もう誰もなくしたくない、と心の中で叫びながら一人ひとりに聞いていました。



突然父がいなくなった家で母は一人なのに、私は目に入る全てが受け入れられない気がして、帰れていないのです。


秋にあった法事には勢いで行けましたが、それ以降はもう無理になって、忘れる以外に方法がなく今まで過ごして来ました。


なので真っ先に、母がどこか遠くに行きたいと考えたんだろうか、と思い、そして、電話でコロナが怖いと話していたのを思い出して、それを打ち消そうとしました。


今、父がいたなら、母が何をしても、もう何してんの、とあきれたような、でも優しい声でかばったと思います。


だから、私と母の関係なんてもうどうでもいい。


父と母の関係を、父の代わりに続ければいいんです。ただそれだけ。


できなければできないでいい。


そんなことを考えました。


警察からの間違い電話。
初めはひどいと思ったのですが、あってもよかったかもしれません。