生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

ごみ袋をじっと見ていたあのカラス

f:id:kannpai:20210622193112j:plainアンカーのランです。


今日は仕事上でまた自信をなくし、体調不良もあって、自分なんて必要ないんじゃないかと思い始めたのですが。


でも一昨年やその前のことを思うとすぐに浮かび上がって、ニャンコとワン吉に会いたい、と考え出すともうホッとしていました。


きっと今も私の帰りを待ってくれてる。
それだけで十分私は幸せだった。



少し前の雨の日、職場を出て駐車場を横切っていると、一羽のカラスがいました。


あれから何度もその光景を思い出すのです。


ゴミが入っていそうな黒い大きなゴミ袋が置いてあって、カラスはそれをじっと見ていました。動かずに。



人間には赤・緑・青の3原色しか見えませんが、実はカラスには紫外線と合わせて4原色が見えるそうです。


要するに、目がいい。
そして学習能力がある。


なので、ごみ袋があれば何でもかんでも荒らしているのではなくて、中を見て、おー、残飯あるやんか、と確信の上でつついているようなのです。


そこで、荒らされないためには本当は黒いゴミ袋が一番いいのですが、分別回収の理由でそれが出来ないので、紫外線をカットして少しでもカラスに見えにくくする。


その、紫外線カットの特殊な顔料が、人間には黄色に見えている、らしいです。


人間には中身が見えて、カラスには見えない黄色いゴミ袋。


かなりの効果があるそうです。


知りませんでした。
注意を意味する黄色かと思ってた。



カラスは、人間にとってはワルいこともするけど、小さな動物の天敵でもあるけど、でも生きるために必死なだけなんですよね。


それはカラスに限りませんが。


進化論も生態系のこともよく知りませんが、カラスはもう人間の近くに住むことに決めて、それに適した進化をしていくつもりでしょうか。


オレかってほんまは小さい生き物とか狙いたないねん。
だから人間が捨ててる残飯もらおうと思てるねん。
鼻もっと利いたらなぁ…。


あの時のカラス、そう思っていたのかもしれません。