レースに負けたら機材を疑え
アンカーのランです。
母が紫陽花が好きで、私もずっと好きでした。
今は種類もたくさんありますが、昔からある小さめの薄紫色の紫陽花が一番好きかな…
「鬼滅の刃」でマンガという文化の深さを初めて知り感動した50代のおばさんが、今度は「弱虫ペダル」にはまりました。
その魅力を、セリフを中心に今日もお伝えします。
今回は第5巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。
インターハイに向けた合宿。
4日間で1000km走破、がメニューです。
しかも、鳴子くん、今泉くん、坂道くんの自転車には細工がされます。強くするために。
鳴子くんの自転車はハンドルが替えられ、バーハンドルに。
持つところが色々あるグネッと曲がったハンドル(ドロップハンドル)じゃなくなったということですね。
ロードバイクはスピードを追求しているので、いろんなポジションが取れるようにドロップハンドルなのです。
下ハンは加速専用。前傾姿勢で風の抵抗を軽減する。
スプリンターなのにそれが使えないのです。風に邪魔される…。
今泉くんの自転車はシフトチェンジが出来なくなります。
ギアが固定されると、登りは体力を奪うダンシングするしかなくなる。
斜度の変化に合わせる、最適なラインを取る、そういう細かなギアチェンジが得意な今泉くんなのに、それを封じられたのです。
坂道くんには何も伝えられなかったので、坂が速く登れなくなった理由に気づきません。
いつもと違う…
なんか体が重たい…
登れない…坂が…
坂が 楽しくない
…
今までうまく登れたのは
たまたまだったんだ…
坂道くんと同じ登りが得意な先輩(クライマー)の巻島さんが見かねて教えます。
レースに負けたら機材を疑え
レースに勝ったら自分を讃えろ
だぜ?
坂道くんの自転車のホイールは、重くてバランスのわるいホイールと替えられていました。
自転車が重いのは特に登りの時に地獄、というのは経験はなくても想像がつきます。
自分で状況を判断し対処する力をつけるため、という主将の狙いもありました。
けど お前には登りしかない
…
小野田よ
得意なモンが一つだけあって
そいつにフタされたら
そんな時どうする
待つ?逃げる?
迂回する?それとも落ち込むかァ
突破するっきゃないっショ
オレら
それしかないんだから
シャイな巻島先輩ですが、普通にカッコいいです。
それと、レースに負けたら自分を省みろ、ではなくて、機材を疑え、というのにドキリとしました。
頑張ったなら自信を持って、自分以外を疑わないと。