生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

こんな状況で″楽しい"…か

f:id:kannpai:20210731193220j:plainアンカーのランです。

 

今日は朝のトライアスロンのリレーから観ました。

 

お台場のセミなのか、我が家の近くのセミなのか、聞こえてくる鳴き声が気になりながらでした。

 

 

今日もマンガ「弱虫ペダル」の魅力を、セリフを中心にお伝えしたいと思います。

 
今回は第16巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。

 

 

 

 

 

インターハイ2日目、坂道くんが田所先輩を引き続けている場面です。

 

ようやく得意な登りに入って思わず出たセリフがこれ。

 

 

 

田所さん‼

2人でのぼると楽しいですね

 

 

(田所さん)

ああ 楽しいよ

 

 

(でも、田所先輩の心の声はこうです)

 

こんな状況で″楽しい”…か

チームから離れて 追いつかなきゃいけないつうこの状況で

 

フツウは顔ゆがめて走るんだよ

 

 

 

チームの姿が遠くに見えた時には、田所先輩の目に涙があふれました。

 

 

(坂道くん)
田所さん 前の方に選手いますよ‼

ひょっとして総…

 

 

(田所先輩)

ああ見えてるよ

 

いいから前向いて走れよ

小野田… ありがとよ

オレは

この目でもう一度あのジャージを見られるとは思わなかった(こっそり涙をぬぐう田所先輩)

 

 

 

残り30㎞の土壇場でチーム6人が揃って、みんなが坂道くんを讃えます。

 

しみじみと坂道くんを見る今泉くんは。

 

 

 

小野田

あいつがチームに合流してから

沈んでたチームの雰囲気が

変わった…

 

6人揃った安心感か…

たった今 すごいことをやってのけたからか…

そういうのじゃないか

そうだ あいつは出会った時から

まわりの空気をかえちまうおかしなヤツなんだ

 

 

 

ここ、坂道くんのすごさと共に、今泉くんの成長が描かれていると思います。

 

”楽しい”に越したことはないけど、楽しくなくてもいいと思う。

悔しいとか、悲しいとか、どうして?とかでも。

 

正の感情じゃなくても、負の感情でも。

 

心が動くとそのうち漕ぎ出せるかもしれないし、見える景色が変わって、何か変わるかもしれません。

 

そして、楽しく漕げるようになるかもしれない。