彼女は嬉しそうにしてくれていたので、まぁいいかな
アンカーのランです。
今度こそ捨てよう、と昨日唱えていたらこのフレーズが浮かんで来て、今日も何度もここだけ歌っていました。心の中で。
ほんとにボクは生まれ変わろう
君のために あー君のために
ほんとにボクは生まれ変わろう
君のために あー君のためだけに
チューリップの歌。
でも、この歌の方が好きです。青春の影。
君の心へ続く長い一本道は
いつもボクを勇気づけた
とてもとても険しく細い道だったけど
今君を迎えにゆこう
小学生か中学生でした。結局意味がよくわからずでしたが、この歌のメロディが好きで、今でも特別に好きです。
このごろ、結構自分が好きですね。
ずっと前はそんなことほとんどなかったのに。頭の中では、もっと自分を大切に、とわかっていましたが。
だから、今迎えに行く相手は自分です。
このままじゃいけないとか、もっと努力しなければとか、全部私のせいだとか、まだゴチャゴチャ言っている自分です。
本当に長くて険しい道でしたね。
ほとんどはダメダシでしたが、苦しい時に励ましてくれたりもしました。
実は道がつながっていることを、うすうすは気づいていました。
あの時の私も、あの時の私も、あの時の私も…
よく頑張ってくれたね、もう大丈夫だから、と迎えに行ったら抱きしめてあげたい。
今日は、以前少し一緒に仕事をしたことがある人と会って、何度も大笑いしていました。
何度目かの転職をして、でも職場は空気が最悪だし契約と違う職務内容だと。それに加えて帰りは毎日22時だと。
離婚した夫は生まれ育った遠い国に帰ったと。
でも、昔の楽しい思い出話をしては笑っていて。夢を話してくれては微笑んでいて。離婚した夫とは本当に価値観が合う、と満足そうで。
今でも連絡をよく取り合っているらしくて、とても幸せそうでした。
一回りも年下の人なのに、私は何も分けてあげられなかったです。
でも彼女は嬉しそうにしてくれていたので、まぁいいかな、と。