時間の止まったこのシーンはとても愛おしい
アンカーのランです。
今日は珍しく長男とリビングでゆっくりしていました。
長男は朝から歯科の定期検診に行って、その後仕事関連のネット面接だったようです。
午前中に出掛ける用事あったら服も着替えてるし、その後もダラダラせえへんからいいわぁ。
歯科の帰りに、ムダ遣いしてしもた、とポケモンのグッズ付雑誌を買って来ていましたが、二人でちょっと驚きと嘆き。
というか、これあかんよね、と思わず私は口に出ます。
1冊はモンスターボール&ルカリオのシェラカップ付、もう1冊はピカチュウ&ポッチャマLEDルームライト付。
長男は思い切って2つとも買ったわけですが、表紙は全く違うのに雑誌の中身は同じだったのです。
よく見ると、表紙にとても小さい文字で、…付録が異なります、誌面内容は同一です、と。
気を取り直して、小学生の頃やってたポケモンのリメイク版が出たとか言いながら、たぶん別のポケモンをしていました。
平日は本当に遅い帰りが続き、職種自体にも考えるところがあるような長男。
穏やかな表情でゲームをしているのを見るだけで少しほっとしました。
長男の彼女からもらっていた紅茶を飲んだり、読みたかった本を読んだり。
小野寺史宜さんの「ひと」です。
いつ誰に勧められたか忘れたのですが、買ってからまだ読めていませんでした。
二十歳の男性が主人公のようです。
こんなセリフがありました。
あんな衝撃に見舞われるのは人生に一度。あれを超えるものはない。勝手にそう思いこんでいた。ちがった。まだあったのだ。
生きているといろんなことが起こるのですね。
本当に起こるんだな、と心の底から思います。
だから私は昔からよく写真を撮っていたのかも。
この瞬間はかけがえのないもの、と無意識にいつも感じていたのかもしれないです。
怖いことが起こりそうだと思っていたわけではないでしょうが、時間の止まったこのシーンはとても愛おしい、このシーンも、このシーンも、と。
そんな想いがあったと思います。