アンカーのランです。
「卵の値段が上がるかも!?”アニマルウェルフェア”って何?」
より一部を要約しました。引用もさせて頂いています。
SDGsへの関心が高まり、「アニマルウェルフェア」もグローバルスタンダードになってきて、たとえば卵ですが、いくら日本では卵の自給率が9割以上だといってもこれまで通りの方法を続けていくのは難しいです。
日本も含め93%の国と地域が加盟している国際機関では、アニマルウェルフェアの世界基準というものも作られています。
止まり木や巣箱の設置推奨など。
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アニマルウェルフェアについて日本はどのようなスタンスなのでしょうか。
農林水産省は、「国としてはアニマルウェルフェアの趣旨には賛同しているけれど、いろいろなやり方を認めるべきだ」と。
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「まずアニマルウェルフェアありき」ではないのですね。
ケージフリーは鶏本来の行動の自由が満たされるが、つつき合いによってけがをしたり病気になったりする、がデメリットとして挙げられるそうです。
でももしけがや病気などのリスクを解消できれば、やはり総合的にはアニマルウェルフェアのレベルはケージフリーで高くなる可能性が高い、と言える。
ではやはり目指すはケージフリー。平飼い。
ここで日本ならではの課題もあり、それは大きく二つ。
1つは、モンスーン気候で温暖湿潤なので細菌が増殖しやすい。病気のリスクが高くなる。
もう1つは生卵を食べるという食文化。
卵の殻についたサルモネラ菌のリスクを解消することは可能だが、それにはコストがかかる。
要するに、コストの問題です。
だったらもう他の物を倹約してでも、平飼いでのびのび育った鶏の卵を高いですが買うしかないです。個人的にはそのくらいしかできません。
味や栄養については、メリットです。
アニマルウェルフェアを確保することで健康状態が高まり、鶏の体の中の代謝産物が変わってきて、それが血中を通じて卵黄に蓄積していき栄養価が上がる。
投与する抗生物質の量も減らすことができる。(日本では、産卵中の鶏への抗生物質の使用は禁止されている)
ところで、「アニマルウェルフェア」について改めて。
- 飢えや渇き、栄養不良からの自由
- 恐怖や苦悩からの自由
- 物理的、熱の不快さからの自由
- 苦痛、怪我および病気からの自由
- 通常の行動ができる自由
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私たちが命を頂いている動物たちにこれが確保されていないなんて、少し前まで考えもしませんでした。
アニマルウェルフェア議論は、1960年代にイギリスのルース・ハリソンが著書「アニマル・マシーン」で工業的な畜産の虐待性を批判して一般市民の注目を集めたのが始まりのようです。
こんなに長く知らなくて平気で生きていました。