生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

やりたくないことはやらないだけなんです

f:id:kannpai:20220214190523j:plainアンカーのランです。


職場でチョコレートをいくつも頂きました。


昔は女性社員みんなで担当を決めて職場の男性全員に配ったりしましたが、そういうのはなくなって来ているようですね。


女の子の友だちに手作りのを配ったり、自分用にいいのを買ったり、でしょうか。


何でもいいので、それぞれが自分のしたいようにできるといいなと思います。




今日も映画「かもめ食堂」より、印象的だったセリフを紹介します。

 

 


 

 フィンランドヘルシンキでサチエが経営している小さな食堂にマサコが訪れ、飛行機の乗り換え時に荷物がなくなった話をした、その続きです。

 

荷物は見つからず、また来ちゃいました、と店を再訪します。

 

 

(マサコ)

あなた達はどうしてこちらでお店を?

 …


いいわねぇ やりたいことをやっていらして


 

(サチエ)

やりたくないことはやらないだけなんです



サチエさんのこの言葉にマサコさんは心を動かされたようでした。

 

… 


いつまでもおんなじ服を着ているわけにはいかないわね

 

(コーヒー代をテーブルに置くと立ち上がる)

 


(マサコ)

買い物に行って来ます 

ごちそうさまでした



マサコさんは、持って来た服も何もかもなくしてしまって、あるのはお金の入った小さな手荷物だけ。


20年間の介護が終わり、目的のなさそうな旅をしています。


何をしたかったのか、何を諦めたのか、20年という時間は多くを忘れさせたかもしれません。


着るべき服もない、見るべき物もない、するべきことは今は何もないのです。


それなら、今から感じることだけで行動してみるというのはどうか。


マサコさんはそう思ったのではないでしょうか。


したかったことを何か思い出したら、やってもいいし却下してもいいし。


マサコさんが買ってさっそく着ていたのは、フィンランド製の素敵な服でした。


何かを失くすというのは、本当にそれを自分は好んでいるのか、望んでいるのか、考え直せるチャンスでもあると思うのです。