どこにいたって悲しい人は悲しいし さみしい人はさみしいんじゃないですか
アンカーのランです。
本当は家から一歩も出たくなくて何時間でもじっとしていたいのに出て来ました。
一言もしゃべりたくない位なのにたくさんしゃべって、笑顔もつくって。
さらにお昼からの仕事で苦手な人が来た時には、なんとか気持ちを整えようと思って、その人に向けて自分が言うのを想像しました。
もう私はなくすものはないんですよ。
いくら実際には言わないにしても怖いです。
それに相手もきっと悪意はなくてただ一生懸命なだけ。
今日も映画「かもめ食堂」より、印象に残ったセリフを紹介します。
フィンランド・ヘルシンキでサチエが経営している小さな食堂に、荷物のなくなったマサコが訪れ、そこにフィンランド人女性リーサが入って来たシーン。
悲しい事情があるようでおそらく酔っているのに、強いお酒を注文します。
飲み干したグラスをサチエさんに差し出して断られ、ミドリさんに差し出して怖がられ、マサコさんに受けてもらえます。
このシーンがかなり好きです。マサコさんがとてもカッコいいので。
結局、そのフィンランド人女性リーサは酔っぱらって倒れて、みんなで家に送るのですが、その時にミドリさんがサチエさんに言うのですね。
(ミドリさん)
シャイだけど優しくて、いつものーんびりリラックスして それが私のフィンランド人のイメージでした でもやっぱり悲しい人は悲しいんですね
(サチエさん)
それはそうですよ どこにいたって悲しい人は悲しいし さみしい人はさみしいんじゃないですか
(ミドリさん)
世界の終わりの時 絶対招待して下さいね
(以前、世界が終わる時には好きな人だけを呼んで美味しいものを食べたい、とサチエさんは話していました)
(サチエさん)
今から予約入れときます
言ってみるものですね。
でも私なら、断られたらどうしよう、と思って言えないだろうな…