アンカーのランです。
最近、友人の一人から、日常に戻りたい、という言葉を聞きました。
コロナ禍であることとは関係ない話です。
心当たりがありました。
家族のことで大きな心配事を抱きながら、食べ物の味もしない毎日を送ったり、昼も夜もわからないほど悲しみの中を過ごしたり。
そんな時。
それほど大きくなくても、全然知らない人と関わったり、全然馴染みのない場所に居たり。
そんな時。
もっと小さくてもです。
この間の面接は結局不採用となりましたが、その面接の帰り道にも。
いつもの場所に戻りたい。
早く家に帰りたい。
帰れば帰ったで夫に文句を言ったり、出来ていないことを数えたり、悲しみに暮れたりするわけですが。
それでも、日常に戻りたいのですね。
そこがまだ一番安心できるからです。
一番緊張しない場所だからだと思います。
戻りたいと思う日常がある。
これってとても幸せなことだと、友人の言葉でしみじみ思ったのでした。