生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

好きなものなんかないよ。わるかったね。


アンカーのランです。


職場で声を掛けた時のことです。


あまりにもお喋りが多くて、いつ仕事してるの?というくらいで、しかも自分が輪に入れていない感が苦しくて居たたまれなかったので。


もちろん注意なんてしません。仲間に入れてもらうのです。


ランチやお菓子やドラマや芸能人のことなんて、本当は全然興味がありませんでした。


今度生まれてきたらそんな世界にいてもいいな、くらいです。


なので、なんとか声を掛けて次に聞き返されても話すことがない。



案の定、じゃあ何が好き?休みの日は何してるの?と聞かれます。


好きなものなんかないよ。わるかったね。


心の中に渦巻いた気持ちはなだめて言葉を濁しました。


珍しく話をしてきた私に興味を持ったのか、私の家族や住んでいる所、出身についてまで質問が続きました。大きな声で。


他の人は今までさんざんお喋りに花が咲いていたのにシーンとしています。
じっと聞いているのでしょう。



やっぱりいつものように黙っていればよかった。


後でじわじわと悔しくなったことを、夜ビールを飲みながら夫とお嫁さんに聴いてもらいました。


そういうのをデリカシーがないって言うんやなぁ。


それってすごく個人情報ですよね。



でも考えてみると、答えたくないことはうまくかわす、って方法をシミュレーションしてみて獲得すればいいだけのような。
それで相手をわるものにせずに済むわけだし。


そう思えたのはきっと夫やお嫁さんに話を聴いてもらったからです。しかも味方になってもらえたから。


私は実はこういうことがとても苦手なのでした。