生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

仕方がない、もとてもいいと思う

アンカーのランです。

 

楽になれる言葉をいつも探しています。

 

誰でもそうなのかもしれませんが。

 

昔は自分の中から探していたような気がします。

 

なかなか見つからなくて当然ですよね。

 

自分の中にすぐ見つかるくらいなら、とっくに楽に生きていたでしょう。

 

 

 

バカの壁』の著者である養老孟司さんが『人生論』の中で書かれていました。

 

人生を振り返ってみると「ひとりでにそうなった」「いつの間にかそうなっていた」ことが多いように思う。

現代人は「仕方がない」が苦手である。

何事も思うようになるとなんとなく思っている風情である。

 

 

 

なんだか一瞬救われたのです。

よくよく思えば、全然違う世界で全然違う話なのでしょうけれど。

 

全然違うにしても最近は、仕方がない、と思うしかなくて、自分にそう言い聞かせていることもありました。

 

私にとって「仕方がない」は、場合によっては「努力が足りない」ことだったのですね。

考えるのをやめてしまう、ということ。

 

あるいは「我慢」の場合も。

 

なので、「仕方がない」はあんまり良い印象ではなかったです。

 

 

でも実は、仕方がない、もとてもいいと思う。

 

何かあると自分の非を探してしまいがちですが、振り返ると、「成り行き」ということが確かに多かった感じがする。

 

だから、いくら情報社会で、いくらあの手この手を調べられるとしても、仕方がない、も自分の中にしっかり確保していいと思うのです。