アンカーのランです。
今夜は家に誰もいないとわかっていました。
夫は誰だったか友人に会う、お嫁さんは仕事帰りに新幹線で長男の元へ。
いつも顔を合わせる二人がいないのは寂しいはずなのに、なぜか朝からホッとしていました。
何を買って帰ろうかな。
ニャンコとワン吉くんに話し掛けながらゆっくりしよう。
夫には全く気を遣うことはなく、お嫁さんもとても仲良くしてくれています。
料理もせず買って来たお弁当を食べる、夫に文句を言う、すっぴんでビールを飲む、そんな姿をお嫁さんにもとっくに見せているし、何が問題なのでしょう。
何も問題はないけど、やっぱり自分ほどリアルタイムで本当の自分自身のへこみ具合や傷つき具合やエネルギー量をわかってあげられる人はいないのです。
元気なふりをしなくていいし、万が一泣きたくなっても我慢せずに泣けるのですね。
見ているのは自分だけなので。
それがこんなにもホッとするなんて。
その眼差しは、お母さんみたいです。
お母さんって、こんな感じでしょうか。
お母さんも様々でしょうね。
余裕のないお母さんもいるし、追い詰められているお母さんもいます。
誰かが側にいてくれるより安心できるなんて。
その誰かには申し訳ないですが、これは私自身が背負っているもので、誰もわるくはないです。
とにかく今夜は、弱い子どものような、優しいお母さんのような、不思議な自分になれました。