結局一人で考えるのが近道なんだよ
こんばんは。ランです。
夫が発熱してから三日半が経ちました。
リビングを挟んだあっちとこっちの部屋で、めったに会話もなく過ごしています。
夫はあと7日自宅療養。私は5日間の自宅待機で出勤して下さいと言われましたが、その後考えてもっと休ませてもらうことにしました。
周りの人の普段のコロナに対する心配が、私よりは大きいと感じていたからです。
え?もう来たの、と思われるよりは、休みすぎよね、の方がマシなので。
もうそれ以上は何も考えないようにして、今日は百田尚樹さんの「夏の騎士」を読みました。
読み始めたら、ちょっとこれって十代の人が楽しむ本?と思いましたが、開けっぱなした窓の側で本物のセミの声を聴きながら、本の中にもセミの声やギラギラ光る太陽や懐かしい夏の匂いを感じながら、惹きこまれて一気に読み終えました。
羨ましいですね。一言で表現するなら。
能力でしょうか。いくつもの偶然でしょうか。頑張りでしょうか。
それとも、諦めなかったからでしょうか。
私もいつも諦めないできたんだけどな、と思いましたが、きっと諦めた日も多かったのでしょうね。
昨日は窪美澄さんの「さよなら、ニルヴァーナ」を読み終えました。
ちょっとこちらはまだ気持ちの整理がつきません。
もしかしたらこの思いがけない数日間は、私にとって貴重な、とても意味のある休日になるのかもしれません。
家族との会話で何とかなっていたこの2年と少し。
それは豊かなことだったのか、逃げていただけだったのか。
もちろん逃げることも大事ですが。
結局一人で考えるのが近道なんだよ、と静かな時間が教えてくれているように思います。
自分から掛けられる言葉の沁みとおること。
一番自分のことをわかってくれるのはやはり自分なのですね。
心の中に誰かを連れて来るのも自分、幸せを決めるのも自分、です。