知らんがな、にはちょっと言葉にしにくいものが…
こんばんは。ランです。
仕事から帰ると、長男の部屋がまた空っぽになっていました。
朝、家を出る時、今度帰って来んの年明けやと思うわ、と暗闇から声がしたのでした。
休日の7時台に目が覚めているなんてびっくりです。
部屋から声がしたので、夫が、なんや?と扉を開けると、母さんは?と長男が言ったのが地味に嬉しかったです。
昨日だったでしょうか、一緒に住むようなったらケンカするんかな、と私に聞いたのかつぶやいただけなのか。
知らんがな、とは言いませんでしたが、今思い返してもしみじみそう思います。
二人は週末だけ一緒というのが何年も続いてきたわけで、もしかして一週間とか過ごしたことはないのかも。
お嫁さんが半年以上もこの家に住んでくれたお陰で、お互いにですが、長所とか弱点とかもある程度わかります。
それに、お嫁さんが出て行く直前、なんか妙に心が通じたんですよね。
これから先もしも何かあっても、あなたのことが好きだという前提は変わらないからね、と言ったのはその前だったか。
あんまり好きになると、出て行かれるのが寂しいし、何より父に紹介できなかった重さに耐えられなくなる、とか葛藤もしながら。
なので、わぁ、この二人ならケンカするやろなぁ、二人ともすごくいいヤツだけど、と思うのですね。
知らんがな、にはちょっと言葉にしにくいものが混ざっています。
平たく言えば、愛しさがないと使わないです。私の場合はですが。