生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

お母さんの声は怒ってはいなかった

こんばんは。ランです。

 

さっき帰りに幼稚園の前を通ったのですが、子どもを自転車の後ろの席に乗せながらお母さんらしき人が言った言葉が面白くて。

 

あんたもそろそろええ歳やねんからな。

 

 

子どもは何才かな。幼稚園だから一番大きくても6才。

 

もう少し小さく見えましたが。

 

近頃はお預かり保育といって、幼稚園でも保育所のように遅くまでお預かりをするようです。

 

もうかなり暗く、通りすがりにチラッと見えた母子の姿とお母さんの声だけ。

 

お母さんが帰宅を急いでいたのに、まだ遊びたがったのでしょうか。

 

自転車の後ろの席に自分では登れないでしょうし、子どもは一体何を求められたのかな。

 

お母さんは何を困ったのかな、と思いながら、でもさっきの言葉が面白すぎてしばらく頬が緩みました。

 

そんなに心配にもならなかったのは、その言葉の後には何も聞こえなかったからです。

 

それにお母さんの声は怒ってはいなかった。

 

私を追い抜いて走るその母子の自転車は、そんなに急いでもいませんでした。

 

あんたもそろそろ…

 

ま、いいか、もうちょっと先でも…

 

そんな子育て、いいな。

 

でもあの頃の私は必死で、焦ってばかりでした。