ワン吉くんごめんね
アンカーのランです。
私が昨日やってしまった失敗を白状したいと思います。
大事に至らなくて本当によかったのですが、実は次男が私の母からもらって来たバレンタインのチョコレート、かなり大きな箱入りですが、それを私が床に置いて出掛けてしまったのです。
留守中にワン吉くんがそれを一箱全部。
紙袋から出し、包装紙をはがし、箱を噛んで開けて。
一昨日の夜中、紙袋にクンクンと鼻をつけているワン吉くんを見ながら、後で上に上げとこうと思って忘れていました。
いつも通りの様子に見えましたが、夫と次男がすぐに病院に連れて行ってくれました。
吐かせることはできたそうですが、全部は出ていないはず。
でも、箱に記載された材料から、糖分も多い甘いチョコレートが多かったのでまだよかった、カカオ成分の多いチョコばかりなら危なかった、とのこと。
まぁ大丈夫でしょうと言われて、元気そうに帰って来てくれました。
本当に私は何をしてるんだか。
今日も映画「かもめ食堂」より、素敵なセリフを紹介します。
フィンランド・ヘルシンキでサチエが経営している小さな食堂に日本人女性マサコが訪れ、飛行機の乗り換え時に荷物がなくなった話をしていました。
まだ見つからなくて、また食堂に来たシーンです。
(食堂を手伝っているミドリが尋ねます)
まだ届きませんか?
(マサコ)
ええ 今朝も電話してみたんですけど
コーヒーをお願いします
(サチエ)
困りましたねぇ 大事なものも入ってるでしょうし
(マサコ)
大事なもの…
何か入ってたかしら…
何日も荷物が見つかるのを待っているマサコさん。
航空会社に何度も電話をして力のない声で確認していましたが、サチエさんに「大事なもの」と改めて言われると、自分になんとなく問うのです。
サチエさんに特別な意図はないと思いますが、人の何気ない一言で思い込みを点検したり気持ちが大きく変わったり、ということはありますよね。
ただしこれは、そういうことを無意識に欲している場合が多い気がします。
何か変えたいけど変えられない。
変えてはいけないけど、本当は何か変えたい。
誰か、手伝って、と。
なので自分以外の人や動物やものと、疲れるとしても関わりたいんじゃないかな…