生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶を上書き

少し前に次男と一緒にYouTubeで観ていたローランドという人について、その後、白と黒の服ばっかりずらーっと綺麗に並んでたよね、と話していると、横から長男に、それ、ガクトやろ、と言われた。 確かにガクトという人の豪邸もYouTubeで観せてもらったけれど…

目に映る物を

少しでも何かを進めなければと思う。新しい人になって生きていくしかないのだから。 緊張して、不安で、脳が萎縮しているかのような自分。そうじゃない人もいることを、長い間知らなかった。 そんな今までの自分がくっついてくる物をできる限り捨てる。 悲し…

私は大丈夫です

私は大丈夫です、と母からLINEが来ていた。もう4週間も経っている。 うん、大丈夫やろね、と思っていた。 母がどんな人か決定的にわかったのが、父の入院後だったなんて。 私は、一生懸命育ててぐれたことに本当に感謝している。だからもう、ありがとうね、…

久々のLINEスタンプ

久々にLINEスタンプを使った。とても懐かしい感じがした。 でも、このスタンプを前回使った時は、今と全然違う気持ちだったんだろうな。この日に戻ってほしい、この日なら間に合うのに、とまた思い始めた。 悲しい気持ちで景色を見ると、次にその景色を見た…

ラーメン屋の店長さん

私のことを心配してくれる次男のためだけでも、今日は楽しい気持ちでいようと思う。また今日もラーメン屋行こうと誘われて、 今並んでいる。 先週も、次男が調べたラーメン屋さんに 夫も一緒に食べに行った。きっと私にはあんまり値打ちがないだろうな と思…

猫のUちゃん

わが家には真っ白な猫がいる。とにかく可愛いくてとびっきりの美形。ただいてくれるだけで、どれだけ癒されただろう。 扉の前で振り返って鳴く姿がまた可愛い。お外出るの? に極短い返事をしてくれるようになった。だからその声が聞きたくて返事をしてくれ…

葛藤

私の悲しみは薄れないからどうでもいいと思うのだけど、でもやっぱり薄めようとしている。父のことを忘れたくないけれど、なんとかしたいと思っている。 立ち上がろうとする自分に嫌気が差したり。感謝するものを探しながら味方なんて期待しないと決めたり。…

0点でも生きていく

私は 0点になってしまったけれど、生きていかなければいけない。 育ててくれた両親や今まで助けてくれた人たちに対して、このままでは申し訳ないから。それに、このままでは自分が許せないから。そして子どもがいるから。 母親が幸せそうにしていること。そ…

その子を抱きしめたい

父がいなくなった時からまだ泣くことができないでいる。なぜか最近になってしょっちゅう父の顔が浮かんでくるようになった。いつもの穏やかな顔。 それでも絶対に泣けない。 一度泣き始めたら、もう生活が成り立たなくなるから。 私のせいじゃなかったら、少…

No.80 みんな怖かった

また、みんな嫌い病、になっている。今までに何度再発しただろう。再発というより、免疫の高い時だけ症状が抑えられている感じがする。 きっと思われている。どうしてそんなに黙ってるの。 面白くない人。 よくわからない人。 距離感がぎこちない。 いつも笑…

想像力で立ち上がる

悲しみとセットの景色や音を増やさないために、悲しみが薄れるまではできるだけ何も見ずに何も聴かずに、なんて。じゃあどうやって悲しみは薄れるのか、と思う。 懐かしい歌、誰かの顔、声、道端の花、雨の音、食べ物、景色、そういうものに力をもらって、人…

本当は一番好きな季節

一年中で一番好きな爽やかな季節。何より日の長いのがいい。 仕事帰りに2時間近くかかっても父に会いに行くのになぁ。実家の近くで気になってる野良猫を、一緒に見に行って、と頼めるのに。 でも父はもういないから、日が長くなくてもいい。ムシムシしてても…

生きてる者が大事だから

ずいぶん昔、高校時代の友だちに赤ちゃんが生まれてお祝いに行った時だと思う。 他のことは忘れたけれど、ソファにあった綺麗なピンク色のサテンのクッションと、友だちのある話が印象に残った。 それはお墓参りのこと。ご主人の実家が法事を丁寧にする家で…

一人一人を理解したい

本当は人を分けたりはできないけれど、自分が傷つかないように分類したりするのかなと思う。全然わからないと怖いから。いくつかにまとめるとわかりやすくて安心だから。何かあっても自分のせいじゃないと思えるから。自分は違うと思えるから。 でも人は、関…

今は感謝できないけれど

みんな偉いなと思う。家族にも、周りの人にも、出来事にも、自然にも、感謝している。私は今はできないので、そのことでもっと沈んだりする。 私も感謝の気持ちでいっぱいになったことは何度もあった。 だから今を生きられている。 その時には、心が暖かくな…

役目を果たすだけやわ

やっと髪を切りに行けた。この2週間は通勤だけで精一杯だったので。でも、外出自粛で他の人も出歩かないのであまり元気な話題もなく、なんとなく重苦しい空気で助かった。体温と同じお風呂に浸かっている感じ。 仕事とは違って、少しは気の利いた一言も考え…

大人は子どもを守れ

大人は子ども守らないといけない。そのために、本当の大人になっていないと。 私は昔からあまりテレビを観なくて、それほどネットにも親しくないので、今日の悲しいニュースも子どもから聞いた。 ほぼ同じ歳の女の子の自死。成人とはいえまだ22歳。 悲しくて…

独りの弱さも強さも

昨年5月の旅行のことを思い出した。 撮影スポットということで行列になっている所に並んでいた。 順番が次になった時。前の男性は一人らしく、スマホを自分に向けている。後が絶景。必然的に待っている人たちの注目を前から浴びることになる。 ちゃんと撮れ…

子育ての結果をいつまで

子どもを安心させる優しい母親になれなかったことの結果を、私はいつまで受け取らなければならないのだろう。 長男も社会人になり子育ての影響も薄まっていくのでは、と願っていたけれど。大人になるにつれてますます些細な事で不機嫌になったり、理詰めで私…

No.70 長男のこと

昨日はずっと長男のことを考えていた。少し敏感なところやこだわりがある、でも無頓着なところはもっと多い、気持ちを切り換えるのは苦手かもしれない、知能はかなり高い。朝起きられない、人の話が入らない、自分の思いをうまく伝えられない、したくない事…

今日で4週間

父がいなくなって今日で4週間。2週間前の夜勤はよく頑張ったと思う。別の人格になったみたいだった。 そうでないと勤まらないから。 自分の手を見たり、頬を触ったり、髪を撫でたり、背筋を伸ばしたり。 色々動かしてボディイメージを確認する。大丈夫、周…

いいな、この人は

歩いている人を見て思う。いいな、この人は大事な人を死なせたりしてないんだろうな。いいな、この人は自分の子どもに嫌われたりしてないんだろうな。いいな、家に帰るときれいに片付いていて、今日も頑張ったね、と自分に言ってあげるんだろうな。いいな、…

槇原敬之さんは

多くの作曲作詞をしている人だと知っている。世界に一つだけの花、もそうらしい。出たタイミングもよかったんじゃないかな。ありそうでなかった詞、差別しないでいじめないでみんな認め合おう、と少しは意識が高まっていた頃だろうか。 私はまさに子育て中だ…

算数や国語よりも先に

自分を好きになりましょう、とかいう訳のわからない言葉に出合った時も混乱した。 自分なんてない人は何を好きになるの? 自分がないことすらわからない人は?そんなこと誰も説明してくれない。そして思う。 算数や国語よりも先に教えることがあるんじゃない…

自分らしくって?

そのままのあなたで。 ありのままで。 自分らしく。わかったようなわからないような、でもなんとなくいいなと思ってきた。新聞に次々とそんな言葉が載る時期もある。 もしも自分が小さい時に戻ったとして、どうなんだろう。さぁ、周りを気にすることなんて全…

私の文章なんかを

私の文章なんかを読んで下さる方がいて、申し訳ないと思うのですが、やっぱり、前向きでもない、希望もない、どうしようもない気持ちのままで書こうと思います。 明るくなること、楽しくなること、暖かくなること、すっきりすること、ためになることを、他の…

お風呂はビールのために

恥ずかしい話かもしれないけれど、私はお風呂があまり好きではなくて、一年中大急ぎのシャワーにしている。ゆっくり湯船に浸かることは滅多にない。冬もそうなのでとても寒い。 もともと付いていた浴室暖房をようやく2、3年前から使うようになったけれど、予…

写真は自分のために

写真をよく撮っていた。旅行の写真、子どもの写真。記念の写真。嫌がられてもこっちを向いてくれなくても、こっちこっちとしつこくカメラを向けていた。嫌だから怒ってるのに、笑って、と。 写真は自分のために撮っていた。私は幸せ、と思う時もあった。 私…

一緒に歌った人

以前子どもの中学校で保護者のコーラスのグループに入っていた。 小学校で心配し続けたことが中学校ではもう大丈夫か、何か情報が得られないか、というのが動機だった。 初日に何を歌ったのかは忘れたけれど、涙があふれ続けてとても困ったのを覚えている。…

No.60 母からの手紙

2才と生後1、2ヶ月の子ども二人を抱える私に、母が手紙を送って来た。 私が死んでも連絡しないように言っとくから。そんな内容だったと思う。どうしてこうなるの、と崩れ落ちた。 二人目の次男を出産後、長男と共に実家でお世話になった。 一ヶ月は実家で見…