記憶を上書き
少し前に次男と一緒にYouTubeで観ていたローランドという人について、その後、白と黒の服ばっかりずらーっと綺麗に並んでたよね、と話していると、横から長男に、それ、ガクトやろ、と言われた。
確かにガクトという人の豪邸もYouTubeで観せてもらったけれど、私の記憶の中では、ローランドさんが白と黒のたくさんの服を見せてくれていた。
やっぱり私の記憶力はかなりヤバいことになっている。
でもなぜかホッとする自分もいた。
脳細胞はほとんど生まれ変わらないと聞いたこともあるけれど、私のこの程度の記憶なら、上書き保存できるんじゃないか。
記憶を書き替えられるなら、父には申し訳ないけれど、それで少し楽になりたい。
後悔も自責感も悲しみも、私のかけがえのない大切な気持ち。
だからとりあえず、全部一緒に箱に入れて置いておけばどうかな、と思う。