生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

ただいま

f:id:kannpai:20201001190240j:plainアンカーのランです。


きれいな青い空と白い建物。


顔を上げると、昔、説明会に行った会社が見えます。


通勤電車で通るので、もう毎日気に留めるほどではないのですが、今朝はハッとしました。


あ、10月1日だ、今日だ。


何年前になるんだろう。


あの後、トントンと幸運が続いて、内定の連絡に大喜びしたのでした。



なんとか今日も仕事を終えて帰りの電車に乗ると、またあの白い建物が目に入りました。


今度は、バック下方がオレンジ色。


窓が数ヶ所開いてる。


知ってる人がまだいるのかな。


ただいま。


そう言って入れるとしたら、見たいものがあるなぁ。


大きな会議室です。


社名の漢字がきれいに筆で書かれて、額に入っていました。


まだ飾られているのかな。


あの年の10月、入社試験であの額の筆文字を見て心を奪われ、それをそのまま作文にしました。


もう一度見てみたいな。


あの頃の思い出話ができる同期とは、もうなかなか会えなくなりましたが、実はとても近くに、あの額を知っている人がいるのです。


私より1年早く、同じ会議室で入社試験を受けた夫。


夫は、あの建物でも1年働いたのですが、額のことはきっと覚えていないと思う。

うん。絶対にそうに決まってます。

アロマの香りつきスチーマーで

f:id:kannpai:20200930190317j:plainアンカーのランです。


昨年、美顔器が壊れてから欲しかったスチーマーですが、ニキビ痕を気にしている子どもたちのために、と思うとすぐに買えました。

ラッキーです。


コンビニで入金した翌日に届きました。


登山から無事に帰って来た次男に見せると、一応喜んでいましたが、それほどでも、という感じです。


やっぱり男子はそんなものか、と一晩そのままにしていたスチーマー。

昨夜、長男が興味を示して試してくれました。


長男はしっかり説明書を読むタイプ。


精製水じゃなくてもいいよな、と水道水を入れ、温冷を繰り返すコースを選んで、なかなか楽しそうです。


私が見ているのに気づいて恥ずかしくなったのか、何とも言えない顔でスチームを浴びていました。


最近、サウナにも続けて2回行ってたので、長男にはタイムリーな物だったよう。


見ていたので使い方がわかり、私もやってみました。


うーん、いい、いい。

癒やされる。


お風呂にゆっくり浸かるのは不安でも、部屋で、いつものテーブルで、ならリラックスできます。



今日は、朝出勤して、遅れを取り戻そうと頑張って入力した文字が、思わぬミスで3時間分くらい無駄に。


隣の人に、このごろ外勤多いし疲れてるんじゃないですか?と声を掛けられて胸が熱くなったのでした。


キーボードを打つ音が大きくて、時々怖くてドキドキしていた、その人からの優しい声。


さっきは、だいたいの車は走りすぎる信号のない交差点で、私のために停まってくれた車を見て、目の辺りが熱くなって。

ちょっと本腰入れて休めよう、と決めて帰って来ました。


例のスチーマーは、アロマの香りをつけることもできます。


今夜はとにかく、頭も目もしっかり休めるだけです。

ZOOMデビューしました

f:id:kannpai:20200929183926j:plainアンカーのランです。


朝、カーディガンを着て出ましたが、日中は移動もあり、走ることもあって、半袖になり、ずっとそのままでした。


この夏、半袖で過ごしたのは数えられるほど。


なのに今日帰宅するまで半袖なんて変な感じです。


仕事関係の人に、お料理はよくされますか、と聞かれたのですが、料理はエネルギーがいるから今はできないんです、とサラッと答えたのも不思議です。


大丈夫。人ってそんなに私のことに関心はないから。
ついでに話しました。


お風呂も浸かれないんです。
だから寒くてもシャワー。


やっぱり、相手は困らずに、私も疲れてる時はそうよ、と返してくれました。


話すか話さないか。
信頼するかしないか。


そんなこと決めなくていいのですね。


だって人はずっと同じじゃなくて、常に変化しているのだから。
誰でも。




週末にZOOMデビューしました。


開催中止が続いていた研修が、ZOOMで再開されたからです。


山に行く前の次男をつかまえて教えてもらい、研修時間は念のため長男に待機してもらいました。


入室しているのに音声が入らなくて、終わった、と思いましたが、長男が色々試してくれて無事に受講。

いつか質問にもチャレンジしたいな。


リアルより受講料も安いし交通費も要らないので、とても得した気分です。



大丈夫。これから日暮れが早くなって寂しさも募りそうだけど、何とかなる。


悲しい気持ちは変わっていないけれど、私だってきっとどこか変化していると思うのです。

美顔器は母に心配を掛けた証

f:id:kannpai:20200928183403j:plainアンカーのランです。


信州行って来るわ、と出掛けた次男から、唐松岳の山荘にいる、とLINE。

そんな高い所にいるのかとびっくりした週末でした。


登山靴を買って来たのは知ってたのですが、急に登山なんて。


心配し始めるときりがないので見ないようにしていました。


でもなんとなく、準備が適当すぎる感じがする。


登山靴って、いきなり向こうで履いて大丈夫なのか。

一緒に行ってくれる人は経験者なのか。

みんな必要な物を揃えられてるのか。


甘く考えないでね、とだけ言って見送ったあと、いつまでハラハラさせるの、と少し複雑な気持ちに。


もう。
私は親に心配掛けたりしなかったのに。


そうです。
小さな頃から親に心配を掛けないことがとても大切だったんです。私には。


それがその後の人生もずっとしんどくなる伏線だったとは。



21才になっても、自分の服のありかを尋ね、ここの筋肉すごいやろ、と自慢し、就活のときには涙も見せてくれた次男。


すごく成長しているところと、えーまだそこ?という幼いところ。


何かに困っている時は、それでも隠してるつもりなのか、くらいバレバレの姿。


私はうまく隠してたけどなぁ。
全部大丈夫だから、と。



最近は、ニキビの跡がきれいになってきているかをしょっちゅう聞いてきます。


そういえば、ちょうど私も20才過ぎの頃、母が美顔器を買ってくれて、それが、昨年まで動いていました。


昨日、次男の喜ぶ顔が見たくてスチーマーを注文してしまった時には、そのことは全く忘れていて。


母が私のことを心配してくれた証。


もう動かなくなってしまったのに捨てられなくて、まだ置いてあるんだった。

私が母に心配を掛けた証。

ブログを始めて150日です

f:id:kannpai:20200927164305j:plainアンカーのランです。

ブログを始めて150日目の今日から、名乗ることにしました。



毎日書き続けなければ日にちが進まなくて、無我夢中で、思いつくままに書いてきました。


自転車に乗れ始めた時の感じです。


とにかく何でもいいから前に漕がないと倒れてしまう。


倒れると、泣きたかったことに気づいて、もう絶対に立ち上がれない。


今もあの時のことを思い出すと全身が凍りつき、残ってる感覚や力をすぐに総動員させて、ほら、こっち、と気持ちを向けさせる日々です。


ほら、あの歌いいよね。

ほら、あの時面白かったよね。

ほら、これしたいよね。

ほら、今度そこに行こう。

ほら、この人のブログすごい。


ほら、そっちは今は考えないで。


倒れないように。
ただ漕ぐだけでいいから。


ただもう書くしかない。


とっさにそう思って書き始めたブログですが、書くことに意味があるなら、どうして日記にしなかったのか。


それは、やっぱり人を諦められなかったからです。


楽に人と関われる緊張のない人生、という幸せを味わってみたかった。


それを叶えるべく賭けたんだと思います。
大きな一歩で。


それは、子どものためかもしれない。


ほら、人ってすごく信じられるよ。
だから、助けてもらいながら生きていってね、と。


裏切られても傷付かないように、自分を守りながら独り言みたいに書くのは、本意じゃないのだけど。


それが精一杯でした。


でも、もう少し顔を上げて、読んで下さる人の方を見て書きたいと思いました。


なので、名乗って、お話しすることにしました。

これからも、たいしたことは書けませんが、どうぞよろしくお願いします。

オレの中身

f:id:kannpai:20201002061048j:plainオレの中身、高校ぐらいから変わってへんわ。常に何かやってないと不安というか。


その番組だけはいつも録画を週末に家族で観ていたのに、この間は途中で突然出て行った21才の次男。


彼女と会ってたのかな、と思っていたら、帰って来て、お店すく時間やから勉強しに行ってた、と言う。


確かに最近よくそのお店に行っているようだった。


なんで家やったらあかんの?
 

そこの方が集中できるねん。


就職も決まり、卒論も余裕がある。

何がそんなに不安なんだろう。


来春のスタートラインに、まだ何を持って行こうとしてるんだろう。


先は長いから楽に臨めばいいのに。


私の不安が長年次男に及ぼした影響が大きいことはわかっている。

でももう仕方ないよなぁ。



さっき髪を切りに行った時、今までにたぶん見たことがない位の大きな虹を見た。


周りの人にも知らせたくて、歩きながら何度か立ち止まってスマホで写真を撮ってしまった。


これからどんどん良いことがあるよ。


山登り行って来るわ、信州に、と今日から出掛けている次男も、楽しんで元気に帰って来るはず。


もう心配しなくてもいいと思う。


しばらくはわるかったなぁ、と神さまも反省して、利子までつけて返してくれるに違いない。


だから本当に、これからどんどん良いことがある。


多過ぎたら誰かに分けてあげるから、加減しないで思いっきりくれたらいいです。


神さまは聞いていないふりをして、実は聞いてくれていると思う。

将棋くずしが新鮮だった

f:id:kannpai:20200925110227j:plain最近、とても若い女性と「将棋くずし」をする機会があった。


その人の方から、しよう、と言ってくれたのだけど、昔、弟としたのを不意に思い出す。


へぇー。今でもするんだなぁ。


将棋の駒をテーブルの真ん中に山のように積んで、こんな感じでよかったかな、と聞くと、いいよ、と。


順番に、指1本だけで駒を滑らせるようにして、自分の方に引き寄せる。


カチャッという駒の音がしたらおしまい。


自分の方に引き寄せてきた駒は、その種類ごとに点がもらえて、最後に合計点で勝敗がつくらしい。


昔した時は、取った個数だけで勝ち負けを決めたように思うけれど。


例えば、玉と王が5点、飛と角が4点、金と銀が3点、桂と香が2点、歩が1点というふうに、初めに決めておく。


複数の駒を一度に引き寄せてもいいし、カチャッがなければ続けてできる。



それがなかなか新鮮だった。


だんだん、私は手が大きいから、と言い訳もするし、息を止めて必死になっていく。


今回はどの駒も点差はなく個数での勝敗に。

惨敗だった。


次は駒の種類ごとに点差をつけてやってもいいかなとも思うけれど、王や飛を狙おう、なんて難しすぎる。



音が鳴りませんように。


それしか頭にない瞬間。


本当に、新鮮だった。


プラスチックの駒だったので、木の駒でやったらどんな感触だろう、と思ってしまう。


まさか将棋の駒を買いたくなることが、私の人生にあったなんて。