生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

イチローに嫉妬はしないよね

何年か前に電車に乗っていた時、私が座っていた席のすぐ後ろに若い人が二人立って話をしていた。


話の内容から医学部の学生だなと思った。


話が耳に入ってくるにつれてなぜだか、嫉妬のような感情が湧いてくるのを感じた。


どうしてだろう?


私とは全然違う人生を歩んでいる二人。
医学部に入るなんてとても難しいだろう。


カッコいいなぁ。

小さい頃からすごく努力して、これからもまだまだ勉強して、立派なお医者さんになるんだろうなぁ。

自分のこと、格好いいと思ってるだろうな。

うん。もちろんそう思っていい。
努力してきたんだから。

たくさんの人を救ってほしい。
新しい治療法も見つけてほしい。


心からそう思った。


それなのに、どうしてこんな若者たちに嫉妬なんて?

私がその位置に立てた可能性なんてないし、努力も全然していないのに。



最近またこの感情のことを考えていて、長男に聞いてみた。


嫉妬の気持ちって、自分もその位置に立てたかもしれないのに悔しいとか、自分も同じくらい努力したのに悔しい、とかよね?


そうやで。
オレがイチローに嫉妬したりせえへんやろ。


確かに。

彼らに嫉妬なんて、あの時私の頭は何を勘違いしていたのだろうか。