また蝉のことを考えている。
大きな鳴き声なので、1本の木にたくさんいるんだとずっと思っていた。
でも、3年位前だったか、鳴き声の止む瞬間に、みんながこんなに同時に鳴き止むのはおかしい、これもしかして1匹かも?と気付いた。
どうしてそれまでわからなかったんだろう。
1匹とか2匹であんなに大きな声なんて。
すごいな。疲れるだろうな。
1匹なら寂しいだろうな。
昔から暑い日でも家に誰もいなければエアコンをつけないで、ベランダの扉を開けていることがあった。
蝉の声が耳に心地いいから、というのもあったんだと思う。
蝉時雨ともなると、あぁ夏だな、を越えて本当に好きだった。今もとても好き。
小さい頃の夏の記憶に、蝉の声とセットになった映像はないのだけど、この懐かしさはどこから来るのだろう。
映像の方だけを忘れてしまったんだろうか。
特別いい思い出もなさそうだけど、そんなにわるい思い出もない。なんにもない。
誰が、蝉時雨、なんて素敵な表現をしたんだろう。
ただ、包まれるような感覚。
麻痺するような感覚。
やっぱり懐かしい。
暑いけれど、不思議と暑くなくなる。
この夏は思いきり蝉時雨を浴びたいな。
今夜は長男は彼女と外食らしくて、次男と3人でまたホットプレートでビビンバ。
ご飯に混ぜるだけでビビンバができるらしいのを買ってきた。
モヤシとソーセージも端っこで焼いたらいいし、昨日のお好み焼やブロッコリーもある。
大きなホットプレートにしてよかった。