生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

とっさに知らん顔

f:id:kannpai:20210219194736j:plainアンカーのランです。


今日は夕方からの仕事でしたが、次男の友だちが3人来てくれたので、気兼ねのないようにと早く家を出ました。


お店で本や文具を見たりして時間をつぶしていましたが、何回も何回も時計を見ました。


時間を見間違えていて仕事に遅刻したらどうしよう。そんなこと絶対にあってはいけない。


一度くらいなら、すみません、と深く謝って済むことだと思うのに。



最低限の片付けをしてからと思って、予定より遅れて家を出ると、マンションの玄関で次男と友だちにはち合わせてしまいました。


駅近くのマクドナルドで待ち合わせ、一人は遅れる連絡が来たと言っていたので、次男が言う時間よりはかなり後になるだろうと思っていたのです。


マンションの玄関で4人と出会った時、私はなぜか急に知らん顔で通り過ぎようとしました。


すると次男が笑顔で、母さん、と言い、でも友だちは、私がみんなの方を見ないのでわからず、また次男がニコニコして友だちに、母さん、と教えました。


私は、知らん顔したことが恥ずかしくなりました。


ゆっくりして行ってね。
片づいてないですが。


次男が、ゼミの、と言ったので、いつもお世話になってます、と何とか母親らしくなれて別れたのですが。


どうしてとっさに知らん顔しようとしたのか、です。


若くないし、きれいじゃないし、おしゃれじゃないし、次男が恥ずかしく思わないかな、と、きっと瞬間にそう思ったのです。


この間次男に、母さんは自分のことが一番なん?と言われて、自分が一番大事なのかなと情けなくなったけど、少し違った。


自分の存在の確認なんじゃないかと思います。


こんな母だけど、母でいい?と。


だからニコニコして友だちに紹介してくれてとても嬉しかった。


自分の輪郭をラインマーカーでなぞってもらえているような、そんな嬉しさもありました。