生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

フン それでいいのさ

f:id:kannpai:20210703185133j:plainアンカーのランです。


やっとノートパソコンが買えました。
来週届いたらブログもそれで書きます。
他の人のブログも大きな画面で読めるし、とても楽しみです。


鬼滅の刃」でマンガという文化の深さを初めて知り感動した50代のおばさんが、今度は「弱虫ペダル」にはまりました。

その魅力を、セリフを中心に今日もお伝えします。


今回は第6巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。





合宿2日目、細工された自転車で走る今泉くんと鳴子くんは、前日の遅れを挽回しようと、暑い中を休憩もせずに走り続けていました。



(今泉くん)
限界近いぞ
相当おまえバテてるな


(鳴子くん)
んじゃと ゴラァ
バテてへんわ


(今泉くん)
そろそろインターバル取れ
オレより先に



強がる今泉くんですが、自転車に携帯している飲み物のボトルを取りそこねてしまいます。
本当はボトルをしっかりと持つ力もない。
それを拾おうと自転車から降りると、もうすぐには立ち上がれない状態でした。


鳴子くんがそれに気づいてボトルを取ってあげます。


ほらよ


(それなのに今泉くん)
いらねェ…
先に行け


(鳴子くん)
何言うてんねん アホが
そこはアレや ありがとうやろが
意地張んのもたいがいにせいや
ワイらある意味 運命同じや
得意分野縛られて常識破りの1000km走破
3年に勝つとか言っとる場合やない!!



でも今泉くんは、強気の態度を変えません。



オレは おまえには負けない

1000kmがどうした
しかけがどうした

ギアが足りないなら 回転数とダンシングでカバーすればいい
距離が足りないなら朝でも夜でも走ればいい
オレは負けない

残り2日と半分で
全員必ず抜いてみせる!!


(鳴子くんのハッとする顔がいいです)
確かにな そーやな
暑さでまいっとったのはワイの方やったみたいやな



今泉くんが受け取らなかったボトルをポォンと投げ、自分で拾え、と。

つまらん情けかけて損するとこやったわ!! こんなスカシヤローに


(今泉くん)
フン それでいいのさ



そして二人は休憩を取らないまま、猛ダッシュ。先輩たちを追いかけて。


今泉くんの強気はもう極限状態で、それを保とうとしているんですね。
だから、ボトル拾ってくれてありがとう、一緒にガンバろう、なんて甘えが一瞬でも入ると保てなくなる。


鳴子くんにもちゃんと伝わっています。
だから、すぐに突き放したし、怒らない。
尊重しているのだと思う。


この人たちは一日でどれだけ成長するのでしょう。


すごいです。スポーツって。高校生って。


スポーツもしていないし、歳も取ってるし、できることは限られているけど、この人たちに見られても恥ずかしくない大人でいたいな。

見られることはないですが。