アンカーのランです。
朝も夕方もずっと明るくて、セミが鳴いている。
こんな夏らしい時間がとても好きです。
セミが鳴いているのになぜか静かな感じ。
人の声がしないからでしょう。
子どもたちが出掛ける準備をしていた夏の朝、日焼けして汗だくで帰って来た夕方。
そんな賑やかさは、もう遠い日々となりました。
今日もマンガ「弱虫ペダル」の魅力を、セリフを中心にお伝えしたいと思います。
今回は第12巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。
インターハイ1日目の山岳争いの決着がつくと、残りはゴールです。
ゴールラインを破りに行くのはエース。
坂道くんが引いたチームから、金城先輩とアシストの今泉くんが前に出る。
スタートからもう60㎞以上走って来ています。ゴールまではあと4㎞。
残りの登り1㎞、峠を越えるとつづら折りの下り、そして最後は平坦。
トップを走る総北を箱根学園が追います。差は50メートル。
箱根学園の荒北くんは、目の前に敵がいる時の集中力がすごいのです。
ゴール前2500m、下りのカーブを激走しながら、沿道で応援する人にかみつくセリフがこれ。
ジャマなんだよ‼ ワーギャーさわぐなっつんだよ‼
ガンバレじゃねーよ
おめーががんばれ ボケナスが‼
傍観者が‼
オレはここまで1人で来た
たった1人の力で この大舞台まで登ってきたんだよ‼
見てるだけのヤツにがんばれ言われる筋合ねーよ‼
荒北くんは箱根学園のエース福富くんをゴール手前までアシストする役です。
ヤンキーの定義がよくわかりませんが、何も信じられなかった荒北くんは、福富くんとの出会いで、頑張った分だけ裏切られない自転車競技の世界に入ったのでした。
そして持ち前の運動神経と負けん気を活かすのです。
でも、認めているのは今でも福富くんのことと自転車だけ。
いいです、それで。
自分で確かめたものだけ信じればいいです。
その方が近道かも。