生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

「あんときこうしてりゃあ」って呪文はさ

f:id:kannpai:20210820191621j:plainアンカーのランです。

 

今日はずっと家にいて、コロナワクチンのキャンセル待ちを調べたりしていました。

 

私は本当は受けたくなかったし順番的にはまだ先だとのんびりしていましたが、人と関わりの多い仕事で、受けたかを聞かれることが増えてきて、最近になって焦り始めたのです。

 

今はワクチン供給が減っていて、登録しているどこもダメなようです。

個人病院がキャンセル待ちを募集してたので、受付開始と同時に電話をしてみましたが、もうしていないとのことでした。

 

 

 今日は他にも色々とあって、なんとなく夕方には「あなたのキスを数えましょう~」のメロディが浮かんでいました。

 

楽しいことを数えましょう~に替えて心の中で歌いたいのに、どうしてもうまくいかない。

 

悲しいことが次々とカウントされていったのでした。

 

こんな日はやっぱり青春ものです。

高校生たちのひたむきさに、ひととき全てを忘れられます。

 

 

久々に、マンガ「弱虫ペダル」の魅力を、セリフを中心にお伝えしたいと思います。

 

そういえばインターハイは夏でした。間に合ってよかった。

 

今回は第21巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。

 

 

 

 

 

坂道くん1年生のインターハイ、最終日です。

 

昨年の箱根学園への激しい恨みを抱えて走る、広島呉南の待宮くん。

勝つためにはどんな戦略もありです。

 

多くの選手をだまして集団をつくり、集団の力でスピードアップ。

そして、充分休めた足でタイミングよく抜け出て先頭を目指します。

 

スタートの登場シーンといい、なんてヒドい選手、と思いましたが、 広島呉南の待宮くんには、あとでいい意味で裏切られます。

 

そのズルい戦略を阻むのが、その集団にいた箱根学園の荒北くん率いる3人。目的が同じ時に行なう「協調」で総北の坂道くんも一緒です。

 

待宮くんに頭突きをされながらも、荒北くんが言ったセリフです。

 

 

(荒北くん)

根性あるじゃねェか…

単なるペテン野郎じゃねェ…

 

いいぜ その目

 

オレは

オメェみたいなタイプ 嫌いじゃねェ 

けど それじゃァ 勝てねーな

 

ソックリなんだよ 昔のオレに

がっついてて イライラしてて

目につくもんにとびついて

昔のことにこだわって

 

しまっちまったもん引きずり出して 

蒸しかえしちゃあ 他人に当たんだ

 

 

 

荒北くんは1年生の時はまさしくそんな感じでした。

そして福富くんと出会い、その怒りのエネルギーをロードバイクに向けたのでした。

 

 

 

(荒北くん)

オレァは 全部の力使って 前に進んでんだ

おめぇが前見て 全力で走ってりゃあ 

今頃 箱根学園をおびやかすくれぇの存在になってたかもな‼

 

「あんときこうしてりゃあ」って呪文はさ

時々出てきちゃ 心をからめとって

動けなくするんだ

こっから先は

速くなりたい あいつに勝ちたい おもしれぇ

前に進みたい

 

そういう純粋な気持ちだけになんねーと

行けない領域なんだよ マチミヤァ‼

 

 

 

実はこのインターハイ最終日、たった一日のことで、この21巻から27巻まであるのです。

 

そういえば、これ全部今日一日の出来事だったんだなぁ、という日が、ほんのたまにありますよね。