生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

全員をつれてチームに合流しろと言われましたから

f:id:kannpai:20210730191259j:plainアンカーのランです。

 

オリンピック選手がまぶしいです。

1人の選手がどれだけ多くの人に勇気を与えてくれているでしょう。

 

素晴らしい頑張りを見せてくれて本当にありがとう。

 

 

今日もマンガ「弱虫ペダル」の魅力を、セリフを中心にお伝えしたいと思います。

 


今回は第14巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。

 

 

 

 

 

インターハイ2日目です。

1日目のゴール、箱根学園と京都伏見と3校同着で1位だった総北高校。

前日の着順でのスタートなので、金城先輩に続き今泉くんがすでに前を走ります。

 

 

坂道くんには金城先輩からオーダーが出されていました。

 

 

小野田

過酷だが頼むぞ

… 

全員を引っぱり峠を登り

オレと今泉に

なるべく早く追いつけ‼

 

 

 

坂道くんを先頭に巻島先輩と鳴子くんが先の二人を目指していますが、実は、前日の表彰式後から体調が悪くなっていた田所先輩が、スタートを切れていませんでした。

 

ゆっくり進み始めますが、

 

「20%くらいしか出ねぇ…‼」

 

 

体調が悪いことを知っているのは巻島先輩だけです。

田所先輩から口止めされていましたが、事情を明かします。そして、田所は置いて行く、と。

 

もしもオレが走れなくなったらチームのお荷物にはなりたくないから置いて行け、と言われていたからです。

 

 

ところが、後ろの集団のさらに後ろにまでポジションを落としているかもしれない田所先輩を助けて今のポジションまで絶対に戻って来る、と坂道くんは巻島先輩に言います。

坂道くんの得意な登りはないから無理だと巻島先輩は許しませんが、とうとう最後は、行け、と坂道くんに賭けることにします。

 

 

そして、もうみんなには追いつけない、と絶望しかけていた田所先輩が、集団にも抜かれて自分を待っていた坂道くんを見た場面。

 

  

バカヤロウ‼

何やってんだ

せっかくとったポジションおとしてんじゃねェよ‼

戻れ 今すぐ

まだ間に合う

がんばって追いつけ‼

巻島たちのいる先頭に戻れ‼

 

 

(坂道くん)

ボクは

田所さんを連れて戻ります

 

 

(田所先輩)

インターハイのメンバーは6人しかいねェんだ

2人も欠いてどうする

不利になる 圧倒的に‼

 

(坂道くん)

ボクは…

田所さんを引っぱります

 

 

(田所先輩)

戻れつってんだ‼

小野田ぁ‼

 

 

(坂道くん)

イヤ…です…

ボクは

金城さんに全員をつれてチームに合流しろと

言われましたから

 

 

小さな坂道くんが大きな田所先輩を引いていく道のりは、頼もしく爽快でした。

 

 

自転車のロードレースでは、チームのメンバーが縦に適宜並んで後ろの人の足を休ませます。風よけになるのです。

 

ちなみに、チーム戦でなくてもあります。前は損なので、お前が行けよ、とお見合い?になったりしますが。

 

 

こんなに素晴らしい競技のことをほとんど知りませんでした。

いつかどこかでまた観戦したいです。速すぎて距離が長すぎて、じっくりは難しそうですが。

 

オリンピックのおかげ、弱虫ペダルのおかげ、長男のおかげです。

大きな楽しみができました。