アンカーのランです。
今日は知人と会っていました。
約2ヶ月ぶり。以前の職場で一緒だった人ですが、よく笑顔で話し掛けてくれて私はずいぶん助けられたものでした。
また会いましょうね、とよく言ってくれて今回また実現したのですが、待ち合わせ場所に現れた彼女を見るやいなや私は、ありがとう、私なんかと会ってくれて、と言っていました。
同時に、嫌だな、こういう自分って、と思いましたね。
きっと油断していたのです。
今日も心から会いたいと思ってくれてるよ、だっていつも私に好意的に接してくれていたのだから、と心の中で確認しておくのを忘れていました。
優しい人なので、私が言葉を続けられなくてもその分話してくれて楽に過ごせます。
前からずっとそうです。
でも実は彼女は、大きな悩みを抱えて髪が抜けてしまったことがありました。
周りにとても気を遣い、仕事はてきぱきとこなす人です。
明るくみんなに声を掛けてくれるので、職場の雰囲気はとても良くなりました。
本当はとてもしんどいのに、笑顔でみんなを助けてくれていた日も多かったのだろうと思います。
私が予約したお店でピザとペンネを食べながら、炭水化物のセットでちょっと失敗だな、美味しいけど、と彼女の帽子を見て思いました。
もちろん優しい彼女は美味しい美味しいと平らげます。
まだ髪は元通りにならないので毎日帽子をかぶっているとのこと。
私は日傘をさすのでと言ってしまったけど、新聞の集金に来て下さるあの方に頼んでみようかな。
これから暑い夏に向かいます。
誰に作ってあげようと思いめぐらしている人と、涼しくて飛ばない麻の帽子が似合いそうな彼女。
勝手だけど、二人を喜ばせたいな、と思ったりしました。