生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

お互いに楽でいられる友だち

f:id:kannpai:20210630180359j:plainアンカーのランです。


何年も前だと思います。


一年生になったーらー


という歌がよく頭の中で流れていました。


もちろん小学一年生に戻りたい訳ではなくて、友だち100人でっきるっかなー、のフレーズが心に引っかかってしょうがなかったのです。


友だち100人か…


友だちが100人もいて、いつもそのうちの誰かが、そんなことどうってないやん、と言ってくれたら。


ほらほら、そんなことよりこれ美味しいよ、一緒に食べよーって笑顔を向けてくれたら。


もしも大きな病気をしても、大丈夫〜?って連絡をくれて、お見舞いに来てくれたら。


100人もいなくていいな、20人でいい。10人だと、たまたまみんなが忙しいこともあるだろうから。


お互いに楽でいられる友だちが20人いたら、いいだろうな。
どんな世界だろう…


親友、とかでなくていい。



でも、そんなことはもう諦めかけています。


楽に話し掛けてきてくれた人は何人もいたのに、自分が相手に楽になれなかったのだから仕方ないです。


何か透明のガラスのようなものがあって、その向こうで手を振ってくれているような。
ちょっと大げさだけど。



ところで、あの歌は少し残酷だと思うのです。


私みたいなおばさんは勝手に解釈しますが、子どもにとって、自分は友だちいっぱいいない、と悲しい歌になったりしたら可哀想。


100人なんて適当ですよ。
楽につき合える友だちが徐々に増えて、いつか、わかり合える友だちが一人できたら、とてもいいと思います。


できなくても大丈夫。
そんな場合は、まずは自分の気持ちをよくよく聴いてあげて。


傷ついて怖がりになっていないか。



あの歌、全部の歌詞を知りません。
最後はどうなるのでしょう。

ワイのアホー!!

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先週次男から家族Lineに、7月の連休に帰る、と入っていたのに、返事をしたのは結局私だけです。


4人でどこ行く?と色々話すなら、まずは返事をすればいいのに。
相変わらず適当な夫と長男です。


自転車でどこかに行きたいですが、私の新しい自転車は間に合いそうにないな…




鬼滅の刃」でマンガという文化の深さを初めて知り感動した50代のおばさんが、今度は「弱虫ペダル」にはまりました。

その魅力を、セリフを中心に今日もお伝えします。


今回も第4巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。





一年生レースで今泉くんに負けた鳴子くん。
翌朝の朝練前に早朝練をしています。


総北高校は千葉県なので、海も近いのでしょう。


というか自転車競技をしている人は軽く何十キロも走るので、千葉県じゃなくても海って近いのかも。


海に向かって鳴子くんが叫んでいました。



ワイのアホー!!


アホ…
ワイのアホ


アホ脚!!


くそ…


くそ
くそくそ!!


一からやりなおしや
練習したる メッチャ練習したる!!


見とけや スカシ泉


次は絶対 ブッチギッたる!!


くそおー 150km走ってきたけど
まだ走りたりん!!
あと100km追加じゃ!!
おらあぁ!!



泣きながらです。



悔しさって人を強くしますね。


鳴子くんみたいに、一からやり直しなんてできなくても。


勝負の舞台も体力もなくても。


リベンジを果たせるような設定ではなくても。


やったー!にはもう絶対ならなくても。


よくここまで来たね、と自分のこと褒めてあげたくなるところまでなら行けるんじゃないでしょうか。


悲しさは、なんとか悔しさまでもっていければ、自分が納得できるところまでならいつか行けそうな気がするのです。

ロードバイクの美しさにうっとり

f:id:kannpai:20210628185518j:plainアンカーのランです。


そういえば昨日の朝、長男が起きてきて、御堂筋と一緒に走った夢見た、と笑っていました。
御堂筋、おとなしかった、と。


書いているうちに今日も「弱虫ペダル」の内容に踏み込んでしまったので、そのことを書きに戻って来ました。
以下、ネタバレあります。





御堂筋くんは、弱虫ペダルに登場する京都伏見高校自転車部の1年生です。


1年生なのにエース。とにかく速い。レースに懸ける思いの強さが違うようなのです。


一緒に部活をしたりレースで闘ったりするには怖そうな独特のキャラクター。


でも観るにはとても面白くて、御堂筋くんをこのマンガに入れた作者のセンスに脱帽です。


小学生の時に買ってもらった自転車を改造して乗り続けているのはなぜか、その理由を知ると、御堂筋くんを見る目が変わると思います。



ここ4週間、自転車屋さんを何軒も回るうちに、自然と高級なロードバイクを目にすることになりました。


値段にびっくりしたり、その美しさにうっとりしたり。


因みに、御堂筋くんの乗っているロードバイクは、DE ROSA(デ・ローザ) というイタリアのブランド。


自転車屋さんで何台も見ました。
もちろん御堂筋くんのと同じものではないですが。


ロードバイクが人力で最速の乗り物だと思っていたら、リカンベントというのがありましたが、坂道となるとロードバイクの方が速そうですね。



今の私の計画では、クロスバイクにするか、ロードバイクのハンドルをフラットバーに換えてもらうか。


早くあのきれいな乗り物に乗って、ゆっくり遠くまで走って行きたいです。
なんとなく叶いそうな気がする…。

だから勝つんだ こいつとオレだけの力で

f:id:kannpai:20210627175533j:plainアンカーのランです。


今日も仕事でとても疲れました。


今日の職場は久々だったのでミスしないかと少し心配でしたが、なんとか無事に終わったのでよかったです。


水分を取るのを忘れていて、帰り道に足首に違和感が。
これから特に気をつけないといけないです。



鬼滅の刃」でマンガという文化の深さを初めて知り感動した50代のおばさんが、今度は「弱虫ペダル」にはまりました。

その魅力を、セリフを中心に今日もお伝えします。


今回も第4巻より引用させて頂いています。
なので以下ネタバレ多くあります。





マネージャーの寒咲さんの家は自転車屋さんです。


お兄さんは元自転車競技部で、今の3年生たちが1年生の時の主将。


寒咲さんと今泉くんの、小学生の頃の会話で、今泉くんの心の根っこに不安があるように感じられなくもないですが、想像がふくらみすぎかな。



「はじめまして
私 幹っていうの よろしくね
キミ 自転車やるんだって?
速いんだって?
この間の大会でも優勝したんでしょ!?


…べつに」



「私の夢は自転車屋さんよ
あなたは?


おまえにおしえない


えっ


あと…
オレおしゃべりはキライなんだ


な なによ もー
せっかく自転車のお友達できるかなって楽しみにして来たのにぃー
キミ友達いないタイプねー


そういえば…


図星ー!!


いいんだ…
オレにはこいつがいるから
…返事が小さいとか
目つきが悪いとか
時間通りに行動しろとか
先生も友達も正直うざい

しゃべりすぎた


いいじゃない べつに


だから勝つんだ
こいつとオレだけの力で
そうしたら誰も何も言わなくなる
昨日まで文句言ってたヤツが
だまるんだ
目の前の車輪の音もうざい息づかいも風切る音も…
だから勝つ
知ってるか
1位は一番静かなんだぜ」



やっぱり勝手な想像を続けますが、幼少期に何らかの事情で心の根っこに不安を持った場合でも、大きな魅力ある何かと出会えたらラッキーですね。


周りの一定の協力さえあれば(邪魔されなければ)、不安な分もっとそっちに没頭していく。


安心感のある方が心置きなく羽ばたける、と思いますが、条件が揃えば、不安な心で離したくないものができた時のエネルギーもすごいのでは。


自転車競技をしていれは様々な人との出会いもあったでしょう。


心の安定を図れたかもしれません。


気づいたり、補充できたり、次々と目標も出来たり。


そして今泉くんは、負けず嫌いで、頑張り屋さんで、素質もあったので、勝つことでどんどん自分に自信をつけたでしょう。



好き勝手に書いています。
今泉くん、ごめんなさい。



坂道くんと山岳賞争いをする今泉くんを見て、幼なじみの寒咲マネージャーが思います。


洗練されてきた今泉くんの走りが、坂道くんと走る時には昔のがむしゃらで感情的だった走りに戻ってる。



「だから勝つんだ
こいつとオレだけの力で
そうしたら誰も何も言わなくなる」

「知ってるか
1位は一番静かなんだぜ」


そんなことを言っていた少年が、坂道くんとの出会いでどう変わっていくのでしょうか。

とても楽しみです。

長男のトーマスの自転車

f:id:kannpai:20210626192628j:plainアンカーのランです。


自転車選びが難航しています。
そろそろ決めないと、もう買わなくてもいいか、どうせずっと乗るかどうかわからないし、となってしまう。


3週連続で家族に自転車屋さん回りに付き合ってもらい、4週目の今日も長男がまた長時間付き合ってくれました。


今日はちょっと遠くまで足を伸ばしましたが、結局買えず。
そもそも小さいクロスバイクロードバイクって、ほとんど置かれていないのです。


170cmとか175cmとかばかり。
160cm、155cmなんてお店に1、2台。


女性でも時々乗られていますが、大きいのを無理して乗ってるの?


これの小さいのはありますか?と尋ねても、サイズとしてはあるけど在庫はありません、ばかりです。


中国製部品の供給が昨年から少なくて自転車は品薄らしく、今日尋ねた機種なんて、来春入荷予定だと申し訳なさそうに言われました。


膝に負担がかかりにくいカッコいい自転車。


身体を動かしたい。
ずっと自分の足でしっかり歩きたい。
足を細くしたい。実はこれが一番。


自分のペースでかなり遠くに行ける軽い自転車。


ママチャリよりは高いけど、多くのものが返ってくると思うのです。


新しいカッコいい自転車が手に入ったら、まずは練習です。


付き合わせてばかりでわるいけど、一度くらい長男が練習に付き合ってくれたら嬉しいな。



長男のたぶん3才の誕生日プレゼントに、父母が買ってくれたトーマスの自転車のことを思い出しました。


すぐに乗れた姿を見て、父母がとても喜んでいたことも。

あとはまかせとけ!

f:id:kannpai:20210625191525j:plainアンカーのランです。


数日前、日の入りの遅くなるピークはまだやけど、日の出はもう遅くなってきてるよ、と言うと、夫と長男が、え?計ってんの?とビックリしていました。


そんなわけないですよね。
調べただけです。



鬼滅の刃」でマンガという文化の深さを初めて知り感動した50代のおばさんが、今度は「弱虫ペダル」にはまりました。

その魅力を、セリフを中心に今日もお伝えします。


作者は渡辺航さん。
今回は第4巻より引用させて頂いています。
なので以下、ネタバレ多くあります。





小野田坂道くんが入部初日の1年生レースで鳴子くんと今泉くんに追いついた後です。


山頂まで4kmを切った時、斜度が上がった。


鳴子くんの必殺ワザ、スプリントクライムは、重いギアを踏んで回すから斜度の変化に弱い。


鳴子くんはスプリンターなので、平坦道での最速(スプリント)に特化した脚質は、実は山には不向きでした。


減速してしまった鳴子くんに坂道くんが心配して声を掛けてきます。
以下、二人のやり取り。


「鳴子くん!?


アホか
何 足止めとんねん


でも あの


具合はわるないわ
えーからいけ


で でも…


えーから


大丈夫!! ボク一緒に登るよ!!


ええから登れ言うとるやろ!!


鳴子くん


ワイはペダルに命かけとんねん
真剣勝負やっとんねん
待った待たれたで結果出されても
全然キモチくないわ


でもボク


小野田くん
部活入る時おまえ何て言うた
おのれの可能性試すんやろ…
だったら全力やろ!!」



レース中の山岳部で、一番速く峠に着いた者に、総合優勝とは別に与えられる山岳賞。


その山岳賞を坂道くんに獲らせるために、鳴子くんは必殺ワザを教えます。



「ええか
勝負どころは残り500mや
それまでに何としても並んどけ
こいつは一回こっきりのビックリドッキリ必殺ワザや
相手がビビっとるスキに
全ての力を使い切って山頂目指せ
タイミング見て
今や と思たら
こいつを2クリックや!
ほんで… 」


「鳴子直伝必殺ビックリドッキリダンシングや!!」


最後に必要となる立ちこぎです。



今の坂道くんが今泉くんに追いつくためにはケイデンス(回転数)を上げるしかないので
「上げたんです
ケイデンスをもう30回転!!」
と山頂500m前で追いつきます。


坂道くんに並ばれた今泉くんは、残り300m地点でダンシング(立ちこぎ)。


そこで坂道くんは、鳴子くんに教えてもらったビックリドッキリダンシングを、教えられたタイミングでやってのけてしまう。


「今泉に動きがあったら
いよいよやで 小野田くん」



車で追いかけている先輩たちも今泉くんも、坂道くんがダンシングを覚えたことは知らないので、最終局面では坂道くんは絶対に勝てないと思っていました。


でも、坂道くんは勝ちます。


今泉くんより先に山頂のラインに。
その直後落車して主将にリタイアを指示されるほどに、全力を出し切って。


もう立ち上がって歩くこともできないので、鳴子くんが走って来た時にはひざまずいたままです。


「鳴子くん!」

「やったみたいやな!」


登りは終わってもレースは続くから、坂道くんとタッチして鳴子くんは叫びます。



「あとはまかせとけ!」



一生に一回でいいから、そういうフレーズ叫んでみたかった。
そんな想いも名前にはこもっているんです。実は。

そら小野田くんの誠意にゃ全力で応えなアカンな

f:id:kannpai:20210624181310j:plainアンカーのランです。


今日も疲れました。
でも、私が感じていることを、こっそり言ってくれた人がいたので嬉しかったです。


あの人たち、冷たいよね、と。


誰かに共感してもらえればもう、なんてことはないです。



鬼滅の刃」でマンガという文化の深さを初めて知り感動した50代のおばさんが、今度は「弱虫ペダル」にはまりました。

その魅力を、セリフを中心に今日も少しお伝えします。


作者は渡辺航さん。
今回は第3巻より引用させて頂いています。
なので以下、ネタバレ多くあります。





自転車競技部に入部初日、ウエルカムレースにママチャリでスタートした坂道くん。


途中で初めてのロードバイクに乗り換えて、才能を爆発させることになります。


一緒に走りたい。


その一心で坂道くんが今泉くんと鳴子くんに追いついた時の、二人の驚きがこれです。


(まず、今泉くん)
本当に登ってきたのか…
この間までママチャリにしか乗ったことなかったおまえが…
ドシロートのおまえが
どうやってここまで来た


(鳴子くん)
ったく
よーここまで無事にこれたわ
乗り方メチャクチャやな
どーやってきたんや

グローブも指も…汗で
よう見たら上のジャージも
ボロボロやんか
下は回転とギアにかんで
スソ メチャ ヨレとる
そか…
まっすぐ…
ワイらに向かって
まっすぐ登ってきたんやな…


(今泉くん)
…こいつ
本当に登ってきたんだな


(鳴子くん)
…そら小野田くんの誠意にゃ
全力で応えなアカンな…!!
おいていかれても泣きなや
こっから先は全速力でいくで!!


(今泉くん)

そうだな



そっか。待ってあげる場面じゃないんですね。


ハンデを負いながらも必死で追いついた坂道くんに対し、力を抜いて一緒に走ってあげるなんて失礼。


真剣勝負のレースだから、全力で応じなければ。


高校生ですよ。


優しさとは何か。
誠意に応えるって。


今一度、思い出しておかなきゃ、高校生に置いて行かれます。


優しさだと勘違いして人に失礼なことしていないか。


高校生に負けたくないです。