生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

保険証はあるけれど

4月からの新しい仕事とは別に、3年ほど前から時々している夜間の仕事も続けている。

関連があるので勉強になるし、何より、子育てが終わった後は、働き足りていない分をしっかり働かないといけない。


新卒で企業に勤めた後、結婚してしばらくは無職になり、徐々に仕事を増やしていった。

精神力にしんどくなっていた時、保険証を持つほど働いていなくて、でも夫の保険証で心療内科には行きたくなかった。

自分の保険証がほしい。

でも叶わずに何年か我慢して自費で受診、それからカウンセリングにつないでもらった。

保険証を手に入れてからは、私の場合は服薬の必要はないとすでにわかっているので、結局受診はしていない。


今回のことは、おそらく私のこれまでの人生で一番悲しいことなのだけど、いつか自力で乗り越えるのだろうと思う。


足元と手と、前を見る目の感覚だけは頑張らせて、つり橋から落ちないように、下は見ないように、日を稼いでいくしかない。

新しい職場では、一番年上だけど、できない自分でいるしかない。


ただ、父の、もっとゆっくりしたら? と言う声が聞こえる気もする。

特に、夜の仕事は緊張の連続で、しかも孤独なのでかなりきつい。

収入が減っても、もう無理はしないで今からでも「大好物」を見つけて、私が病気になった時には子どもがそれを買って来て「母を喜ばせた」と思い出になる。

それもいいかな、とぼんやり考える。