労りの言葉が返ってきて
アンカーのランです。
前の職場から連絡があり、最後にやってしまった自分のミスが判明しました。
これっきりだといいのですが。
若い彼女の声は明らかに怒っていました。
きっと、最後までこれか、という感じなのでしょう。
でも、私としては内心、これまでのいくつかには弁解したいこともあります。
たとえば、他の人みたいにたくさんコミュニケーションが取れたり、一緒にする仕事だったりがないので、常に孤独だったこと。
孤独はもともと緊張体質の私をますます緊張させて、自分でも意外な失敗をよく招いたと思います。
年齢も職種も雇用形態も違うので、外勤のない時は本当に孤独だったのでした。
でもそんなこと、正真正銘ただの弁解なのでもちろん言えません。
謝ったあと、他にもわるく言われているかもしれないと思うとやり切れない気持ちになりましたが、もう戻ることもない場所だし、自分では精一杯やって来たのだし、と全部忘れようとしました。
でも、10分もしないうちに、不安の高い私は結構メモを残していること、ミスの訂正くらいは同じ組織内なので今からでもできること、に気づいたのです。
そして、今度の出勤日にメールでそれをさせてほしい、と連絡。
忘れてしまおう、にしなくてよかった。
ミスがなかったことにはできないですが、その始末まで人にさせたくない、それだけは叶いそうでよかった、と少しは楽になれました。
毎日毎日、どうしてこんなに色々と「どうしよう」があるんだろう、とつくづく思います。
でも今までと違うのは、多くを言葉にできていること。
数えてみると、新しい職場で過ごすのは今日でまだ7日目なのに、今日なんかも、ミスした、ショック、嫌だな、といちいち口に出せていて、それに対して周りの人からはよくわからなくても労わりの言葉が返ってきて、ああ、こういうのって本当にいいな、と。
ところで、新しい職場で一緒に仕事をする人たちの個性的なことといったら。
一人目はすぐに決まり、二人目と今日から来た三人目さんもさっき決まりました。
私の中だけのあだ名です。